2月補正予算案(国補正予算対応分)(2/1)
静岡県議会は、今年度補正予算(国補正予算対応分)を審議する“臨時議会”を2月12日に開催することになりました。
今朝行われた議会運営委員会で内容が公表されましたのでお知らせします。
政権交代後の特徴のひとつが今回の経済対策。特に公共投資の拡大です。
「国土強靭化」の号令のもと、「船に乗り遅れるな」とばかりに事業が拡大しているように感じます。
補正予算の総額は426億6300万円。
国の方針に合わせ、大きく「①復興・防災対策」「②成長による富の創出」「③暮らしの安心・地域活性化」の3つに分けられています。
①は約202億円。「インフラ施設の老朽化」や「防災減災対策」が主なものです。
②は約106億円。「競争力強化等に資するインフラ整備」、「森林整備基金」や「緊急雇用対策基金」などとなっています。
③は約117億円。「農林水産業の基盤整備」「安心こども基金」などです。
このように使途は「公共事業」と「基金積立」に分けられます。
「基金」は約77億円。来年度以降に活用されます。残りの約350億円はほとんどが「公共事業」。こちらも全て実際に事業が行われるのは来年度になります(繰越といいます)。
内容を見ている限り、2月定例会(21日開会)で先議してもよさそうなものですが、「経済対策として一日も早く」との意を受け、12日に1日だけで行うことになりました。
事業の多くは建設委員会所管事項です。国の震災復興予算の「全国防災対策費」で流用されたような事業がないかどうか、チェックしなくてはいけません。
この補正で県債も約154億円起債されます。財政健全化とのバランスが非常に懸念されます。
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