退職手当債(4/4)
今日は静岡文化芸術大学の入学式に出席しました。大学の入学式・卒業式は、長女、長男の時も行ってないので新鮮でした。
明日は小中学校、来週は特別支援学校と高校の入学式に出席します。
日本の将来を担うみなさんに、心からエールを送ります。
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タイトルの「退職手当債」は、そのこととは全く関係ありませんが、「将来世代にツケをまわさない」という私のモットーに関連して、備忘録的にアップしておきます。
静岡県では職員の退職金を支払うのに、(おカネがないものですから)借金をしています。それが「退職手当債」です。
県はこれまでに、H19・20・21年度 100億円、H22・23年度 80億円、H24 60億円の累計520億円を発行しています。そして今年度(H25当初予算)も、昨年度と同額の60億円を予算化しました。
これは「こどもや孫の世代からおカネを借りて、今の退職者に退職金を支払っている」ということです。詳しくは下記の過去のブログをご覧いただければと思います。
ブログに書いたとおり、これまでも議論してきたのですが、今年の予算審議では特に触れませんでした。
失敗でした。
やはり国の情報を事前にしっかりと収集しないとダメですね。
総務省は地方自治体の財政計画の基本となる「地方財政制度」というものを作っています。
この中に「地方債計画」があるのですが、1/29に公表されたこの資料を、遅まきながら、最近、目にして、大いに反省しているところです。
H24年度とH25年度の「地方債計画」で最も違いが出ているのが「退職手当債」の計上額です。H24は全体で3700億円だったものが、H25は1700億円と54%もの大幅減になっています。
理由は簡単。年度末に(早期退職で)世間を騒がせた「退職金制度の見直し」です。これにより、来年度以降、退職金の給付額が下がることが見込まれますので、「退職手当債」をその分下げることは可能なはずです。
静岡県の今回の見直しによる退職金の減額は約35億円とのこと。本来であれば、予算段階でこの分の「退職手当債」発行を減額すべきでした。
安易な借金はダメです。予算は可決しましたが、決算時に「退職手当債」の発行が減っているように、今後、事業進捗をチェックします。
◆これまでの「退職手当債」に関するブログ記事
★「後援会だより2011.12号」 (質問と答弁)
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写真は南信州 阿南町の「愛宕様の桜」。昨年のGWに撮ったものです。まだまだ桜は楽しめます。
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