風しんワクチン接種への助成制度(6/5)
風しんが流行しています。
静岡県内における患者数は、昨年1年間で18人だったものが、今年5月26日までですでに98人となっています。風しんはこれから夏の時期に増えてきますので、注意が必要です。
妊娠中の女性が感染すると、赤ちゃんに障がい(CRS)が出る恐れがあることから、静岡県では5月30日に “危機管理情報” を出したほどです。(CRSは平成25年に入って全国で5件報告されています)。
とりわけ、赤ちゃんがほしいと願っている世代からは不安の声と同時に、予防接種への助成を求める声も聞かれます。
47都道府県の助成制度の状況を調べると、今年に入って助成制度を設ける都府県が増えていました。3月の東京都、4月の神奈川県に始まり、現在10都府県で制度を導入しています。さらに4県で今後の助成を決定し、1県で検討中です。
対象は「妊娠を予定または希望している女性」、そして「妊娠している女性の夫や同居家族」となっています。
県内市町でも、5月に東伊豆町、6月から熱海市と富士市で制度が導入されました。
安心してこどもを産み、育てられる環境づくりは行政の大きな役割のひとつです。静岡県ではまだ制度は設けてありません。実施した場合、財源が1億円ほど必要になると聞いていますが、早急な対応が必要と考えます。
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