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ワースト1脱出とはいうものの(10/22)

明日から3日間、常任委員会の視察で沖縄に行く予定でしたが、台風の影響で中止になりました。おかげで決算審査の調査がじっくりできることになりました。

決算は事業の費用対効果をチェックする機会ですので、歳出が中心の議論になりますが、私は歳入のチェックも大切だと思っています。

そんな中でチェックしている点のひとつに、個人県民税の収入率があります。

平成22年度、23年度と静岡県は「個人県民税収入率」が全国ワースト1(88.9%・89.0%)でした。いろんな理由があるにせよ、不名誉な “滞納日本一!”だったということです。

サラリーマンは源泉徴収によりほぼ100%納めている税金です。徴税の不公平感を何とかしないといけません。

以前から改善を求めてきましたが、昨年度、やっとワースト1の汚名は返上できたようです。しかし相変わらず44位と下位に低迷中です。

下位8県と上位3県を公表します(「公表はダメ」とはいわれていません)。

47位 栃木県 89.8%

46位 千葉県 89.9%

45位 埼玉県 90.4%

44位 静岡県 90.7%

43位 茨城県 90.7%

42位 宮城県 90.9%

41位 群馬県 91.3%

40位 青森県 91.5%

<全国平均 92.4%>

3位 新潟県 94.9%

2位 京都府 95.4%

1位 島根県 96.6%

収入率向上には、現年分(当年度分)と滞納繰越分のそれぞれの対策が必要です。

昨年度の実績では、現年分はほぼ全国並の収入率になっていました(静岡県98.0%・全国平均97.9%)。

滞納繰越分は金額的には少ないのですが、全国平均の25.2%に対し、県は21.7%に止まっており、このあたりに課題がありそうです。

参考までに2年前のデータをリンクします。

★平成22年度の市町別収入率はこちら(後援会だより23年11月号 PDF)

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