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農産物輸出を支える物流システム(1/22)

先週の沖縄視察では、報告した「沖縄科学技術大学院大学」のほか、「沖縄コンベンションセンター(コンベンション誘致)」、「首里城公園(世界文化遺産の展示)」、「セルラースタジアム那覇(国内外からのスポーツコンベンション誘致)」など、企画文化観光委員会の所管事業に沿った視察先を訪問しました。

Dsc_0166その他に最も面白かったのが「那覇空港ANA貨物ターミナル」です。

沖縄は日本地図でみると「南西の端」ですが、東アジアの視点で考えると「センター」なんですね。グローバル時代となり、沖縄の地政学的メリットは、ますます高まるのではないか・・・とあらためて感じました。

ANA(全日空)は、十数年前から、アジア(特にASEAN)に注目し、貨物輸送の拡大に取り組んでいます。中でも「エクスプレス貨物需要(⇔船便等)」は、小型化、高付加価値化、JIT(Just in Time)が進む中、ニーズが高まると考えてきました。

2007年、沖縄県が推進する「国際物流拠点形成構想」とANAの戦略が一致し、那覇空港に国際物流拠点を作ることを決定しました。那覇空港は、羽田空港に次ぎ2番目となる国内線20路線が就航しており、さらに深夜便の就航が可能なこともメリットです。

深夜21時~25時に国内外の空港を出発した便が、深夜1時~5時台に那覇空港に到着。夜中のうちに貨物ターミナルで荷物を積み替えて、早朝4時~7時台に出発。国内外の空港に朝のうちに到着するという物流システムを構築しました。

この機能を活かして、静岡県産いちごやみかんを台湾など東南アジア市場に輸出する取り組みが進められているとのこと。

さらに2013年2月から施設内にヤマト運輸が入居。海外向けクール宅急便がスタートし、現在、香港の富裕層向けに、楽天市場を通して、生鮮食料品の宅配サービスも展開しているとのことでした。

Hongkongrakuten(←12月のページ)

検疫手続きなどの理由により、現在は香港だけのようですが、今後は台湾、バンコク、上海などへの輸出も視野に入れているとのことでした。

★楽天のサイト(中国語なので私には読めません)

インターネットと物流改善により、こんなにも世界は小さく、近くなっているんですね~。新たなマーケットとして期待が高まります。

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訪問中は折りしも「名護市長選挙」の最中で、マスコミでもかなり詳しく報道されていました(結果はご承知のとおり移設反対派の稲嶺現市長が再選)。

飛行中の「オスプレイ」も見ました。F15の轟音も耳に残っています。

沖縄は25年以上前に一度行ったきりでしたが、やはり行ってみないとわからないことがたくさんありました。

国防上の重要拠点であることに違いありませんが、それ以外にも日本とアジア諸国のハブとしても魅力ある地域です。

人口減少社会にあって、東京と並んで元気な地域と言われる沖縄の今後に、引き続き注目していきたいと思います。

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