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はままつメッセ2014(1/30)

今日、明日と「はままつメッセ2014」が開催されています。

★はままつメッセ2014のサイト

機械・金属をはじめ、光・電子、環境・エネルギー、健康・医療などさまざまな分野で新発見があります。

特に最近興味を持っている「理科系人材育成」では、ソフト産業協会のみなさんが、新たに立ち上げた「ITロボット塾」のお話をうかがいました。産業と教育の連携は重要です。浜松地域ならではの特徴を出せれば・・・と思いました。

ブースからは浜松のものづくりの底力を感じます。これをつないでいくことに今年は取り組みます。

製造業が中心ですが、飲食コーナーでは、昨年設立された「遠州食品加工業協同組合」のみなさんも家康くんの旗でPRしていました。先日お会いした「しずおか未来づくりオフィス」さんもガンバっていました。

今日は短時間しか寄れなかったので、明日も時間が取れればブースを覗いてみようと思っています。

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天浜線の経営改善(1/30)

天竜浜名湖鉄道の運賃改定申請が、中部運輸局に提出されたことは、すでにマスコミで報道されています。4月1日から、初乗り運賃を170円→200円に引き上げるなど平均で13.9%の引き上げとなる見通しです。

★天竜浜名湖鉄道のサイト

利用者には厳しい内容ですが、天浜線の経営環境を考えると止むを得ないと思います。

この元となる中期経営計画(H26~30年度)が公表されました。

天浜線の今後の経営の方向性は、平成24年度に「天竜浜名湖鉄道の経営分析と将来展望」プロジェクトチームによって検討されました。

★同PT報告

結果的に「存続」することになったわけですが、今回の中期経営計画を見ても課題が多そうです。

今後の方針は・・・、

「コスト削減の努力を継続しながら、鉄道事業収入をはじめ総収入の増加に努め、収支構造の改善と公費負担の軽減を図る」

「安全で安定した列車運行を持続するため、老朽化した鉄道設備の改修や想定される大規模地震対策を計画的に推進する」

・・・などとしています。

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ふじのくに観光躍進基本計画案(1/29)

現在、「ふじのくに観光躍進基本計画(案)」のパブリックコメントを募集中です。

★パブコメ募集のページ(静岡県)

データを見るだけでも面白いのでおススメです。

ぜひ、ご意見をお寄せください。

見ていて思うのですが、「計画」となるとどうしても総花的にならざるを得ませんね。観光を産業政策の重要な柱と位置づける取り組みは、数年前から進んでいますが、県全体を見渡すと、資源を持ちながら活かしきれていないと感じます。

今回の計画のキモはP56からの「地域別観光振興の展開」でしょう。

県としては全体の回遊性などを考えることも重要ですが、それにも増して各地域がそれぞれの特性を活かすことが重要です。

そんな中、「浜名湖観光圏整備推進協議会」の勉強会が開催されました。

講師は「ブランド化」と「地域内の連携」の重要性を強調していました。

「キレイな景色だけではダメ。そこで何が楽しめるか」、「“独自コンセプト”と“しかけ”、それをおこなう“しくみ”が必要」、「浜松に来るビジネス客をビジネスだけで帰さない」など、さまざまな視点でお話されていました。

「ふじのくに観光躍進基本計画」は平成26から29年度までの向こう4年間の計画となります。ちょうど所管委員会ですので、地域に根ざしつつ県全体の観光施策につながるように取り組んでいきたいと思います。

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授産製品を応援してください(1/28)

久々に連合浜松地協の幹事会にお邪魔しました。浜北・北遠地協と統合したため、私が議長を務めていたときよりもずいぶん人数が増えていました。

今日お伺いした目的は「授産製品の応援要請」です。

以前このようなブログ記事を書いたことがあります。

★2010年4月23日の記事

当時は授産製品を紹介するサイトはなかったようですね。今はあります。下記をどうぞ。

★「オールしずおかベストコミュニティ」のサイト

私は名刺入れやティッシュケースなど、授産製品を愛用していますが、ひとりで購入できる量は微々たるもの。労組のイベント記念品などの利活用もしてきましたが、個々の作業所の製品を把握し、紹介をするのはなかなか難しいものです。

そんな中、新聞記事で、身近な知人が、授産製品を作っている作業所をまわって、ニーズとウォンツをコーディネートしている事を知りました。

今日は、その方と一緒に幹事会にうかがって、みなさんに事業のご紹介をさせていただきました。

★「しずおか未来づくりオフィス」のサイト

こういうコーディネーターがいれば、マッチングの可能性が広がるのではないでしょうか。

労組や企業、団体のみなさん、イベントの記念品やちょっとしたお茶菓子(組み合わせもOK)など、ご利用いただけませんでしょうか?

コストでは安売りショップに勝てませんし、作業時間(リードタイム)もかかります。しかしできる範囲でかまいませんので、「地産地消で障がい者との共生社会を作る」という価値創造にご協力いただければと思います。

詳しくお知りになりたい方はコメント等でお問い合わせください。

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人口減少社会への挑戦(1/27)

来年度のいくつかの主要事業について説明を受けました。

注目は「少子化対策」かと。

最終的な当初予算案は2月に示されますが、メニューとしては「不妊治療助成」のほか、「待機児童対策」として「保育士確保助成」「小規模保育施設設置助成」「保育士の処遇改善」などに取り組む予定です。

今年度から検討が進んでいる「子育ては尊い仕事(=育児中の母親の社会参加促進、子育てしながら資格取得などの促進・・・ちょっと内容がわかりにくいですが)」も具現化していく予定です。

川勝知事のいう「生んでよし、育ててよし」の “ふじのくに” づくりに向けて、やれることをやっていくと言うことだと思います。「人口減少社会への挑戦」を掲げる「次期・基本計画」にも沿った内容で、ベクトルが合っています。

気になるのは、詳細は今後明らかになってきますが、ご注目いただければと思います。

一方、「人口減少社会への挑戦」に必要なもうひとつの側面、「社会増(転入超過)対策」については、ちょっとお寒いかなと・・・。これには雇用対策や産業振興が不可欠ですが、所管部門からは目新しい提案はありませんでした。

現場の声に耳を傾け、早急に具体的な事業として実現できるよう取り組みます。

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農産物輸出を支える物流システム(1/22)

先週の沖縄視察では、報告した「沖縄科学技術大学院大学」のほか、「沖縄コンベンションセンター(コンベンション誘致)」、「首里城公園(世界文化遺産の展示)」、「セルラースタジアム那覇(国内外からのスポーツコンベンション誘致)」など、企画文化観光委員会の所管事業に沿った視察先を訪問しました。

Dsc_0166その他に最も面白かったのが「那覇空港ANA貨物ターミナル」です。

沖縄は日本地図でみると「南西の端」ですが、東アジアの視点で考えると「センター」なんですね。グローバル時代となり、沖縄の地政学的メリットは、ますます高まるのではないか・・・とあらためて感じました。

ANA(全日空)は、十数年前から、アジア(特にASEAN)に注目し、貨物輸送の拡大に取り組んでいます。中でも「エクスプレス貨物需要(⇔船便等)」は、小型化、高付加価値化、JIT(Just in Time)が進む中、ニーズが高まると考えてきました。

2007年、沖縄県が推進する「国際物流拠点形成構想」とANAの戦略が一致し、那覇空港に国際物流拠点を作ることを決定しました。那覇空港は、羽田空港に次ぎ2番目となる国内線20路線が就航しており、さらに深夜便の就航が可能なこともメリットです。

深夜21時~25時に国内外の空港を出発した便が、深夜1時~5時台に那覇空港に到着。夜中のうちに貨物ターミナルで荷物を積み替えて、早朝4時~7時台に出発。国内外の空港に朝のうちに到着するという物流システムを構築しました。

この機能を活かして、静岡県産いちごやみかんを台湾など東南アジア市場に輸出する取り組みが進められているとのこと。

さらに2013年2月から施設内にヤマト運輸が入居。海外向けクール宅急便がスタートし、現在、香港の富裕層向けに、楽天市場を通して、生鮮食料品の宅配サービスも展開しているとのことでした。

Hongkongrakuten(←12月のページ)

検疫手続きなどの理由により、現在は香港だけのようですが、今後は台湾、バンコク、上海などへの輸出も視野に入れているとのことでした。

★楽天のサイト(中国語なので私には読めません)

インターネットと物流改善により、こんなにも世界は小さく、近くなっているんですね~。新たなマーケットとして期待が高まります。

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訪問中は折りしも「名護市長選挙」の最中で、マスコミでもかなり詳しく報道されていました(結果はご承知のとおり移設反対派の稲嶺現市長が再選)。

飛行中の「オスプレイ」も見ました。F15の轟音も耳に残っています。

沖縄は25年以上前に一度行ったきりでしたが、やはり行ってみないとわからないことがたくさんありました。

国防上の重要拠点であることに違いありませんが、それ以外にも日本とアジア諸国のハブとしても魅力ある地域です。

人口減少社会にあって、東京と並んで元気な地域と言われる沖縄の今後に、引き続き注目していきたいと思います。

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コミュニティ・スクール(1/21)

磐田市の城山中学校を訪問しました。

近年、コミュニティ・スクールが注目されています。

★コミュニティ・スクール(文科省のサイト)

ここ城山中学校は、コミュニティ・スクールの指定は受けていませんが、その“進化型”ともいえる組織があると聞き、会派のメンバー4人で話を聞きに行きました。

★城山中学校のHP

HPのサイドバー「学校経営目標」の中にある「よつばプロジェクト」がそれにあたるようです。中心は「学校協議会」。地域住民がさまざまな学校運営にかかわっています。

浜松市の「学校評議員会」はこの一部(学校評価部会)にあたります。また「健全育成会」は、別途、自治会や行政が中心になって運営しているとのことでした。

教員の多忙化が指摘される中、地域を巻き込んでいくべきではないでしょうか。

私もPTA役員の時に再三「協力しますよ~」と言ってきましたが、なかなか進みませんでした。今からでも遅くありません。導入すべきです。

★私の考え(H21.5.12のブログ)

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経営革新の3分野(1/20)

「中小企業の経営課題と成長・発展に資する戦略」という講演を聴きました。講師は明治大学政治経済学部教授の 森下 正 氏。

グローバル化や高度情報化、人口減少など、経営環境変化の中、今後の中小企業経営のあり方などについてお話いただきました。

まずグローバル経済での日本の国際競争力について、「アジアや中南米諸国の製造業が強くなったため、日本のシェアは下がったが、競争力は低下していない」とし、日本の役割の変化を指摘。変化に応じた“パラダイム転換”が必要と述べていました。

ここでいう“パラダイム転換”とは、外的要因を受け入れるだけでなく、自分たちから変わることが大切とも。「これまでのやり方や考え方を全面的に見直せ」ってことでしょうね。

続いては「中小企業の経営課題」。タイトルの「経営革新の3分野」は、次の点です。

①新製品の生産、新サービスの提供、新生産方法の導入など生産面(製品・技術、改善活動など)

②新販路開拓、新物流系統等のマーケティング、営業活動面

③新組織形成等の組織面(採用、人材育成、目標管理、管理会計など)

大学の調査によると、20人以上の中堅企業においても、「若手人材の採用・育成」、「中間管理職と後継者確保」、「産学・企業連携の情報や場の不足」、「販路開拓機会の不足」などで苦労している様子がうかがえました。

これをみると、上記①はある程度できていますが、②③が課題ということのようです。

これを支援するのが業界団体や行政の役割といえそうです。「県境を越えた販路開拓支援」や「中小企業と大学・大学生をつなぐこと」など、いくつかのヒントをいただきました。

販路開拓では、大阪府のMOBIOが参考になります。

★MOBIOのサイト

学生とのマッチングでは、「はままつメッセで学生の就職フェア(企業発見)をやっては?」と提案しましたが、この時期大学は後期試験の最中で、なかなか学生が集まりにくいとのことでした。来週行われますが、今回はどうでしょうか・・・。

★はままつメッセ

★しずおかジョブステーションのサイト

好事例のホームページもいくつかご紹介いただきましたので、また見て、面白いものがあればアップしたいと思います。

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SPAC(1/19)

SPACは「静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center)」の略。1997年に設立された日本初の公立文化事業団体です。

グランシップに設置された「静岡芸術劇場」や、日本平にほど近い「舞台芸術公園」を拠点に、舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を事業目的として活動しています。

今年度所属している「企画文化観光委員会」で所管しており、先の決算審査でも少々辛口の意見を述べたのですが、実際の演劇をこれまで見たことがなかったので、初めて見に行きました。

ちなみに私の決算審査での意見は、「その事業やヨシ。しかし県の財政状況を考えると、事業を持続可能にするためにも、経営改善を検討すべき(年間2.5億円の補助金のほか、24年度は出捐金を取り崩している→これが続くと破綻 or 補助金増につながる)」というものでした。

「見てもいないのに意見するな」と言われそうですが、昨年、総監督の 宮城 聰 氏の講演を聞いていたので、SPACの趣旨は理解しています(H25.6.23のブログ)。

事業内容は国内では他に例を見ないもので、欧米の文化をそのまま移設した趣あるものですが、今のままでは県内で文化として根付かせるのはなかなか難しいと感じています。

今日は「真夏の夜の夢」を見ました。シェークスピアの原作をもじった笑いあふれるストーリーでした。詳しくは下記をご覧ください。

★SPAC

オペラと違って、舞台が近いのがイイですね。

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ふれあいトーク(1/18)

Fureaitalk_2 県政報告会「ふれあいトーク」を開催しました。

写真はちょっと薄暗いですが、今回は、県のHPをご覧いただきながら、第4次地震被害想定や浜松市沿岸域の防潮堤の整備状況、浜名湖花博2014のPRなどを行いました。

いずれもこのブログ記事で紹介しているサイトです。

★第4次地震被害想定(県GIS情報)

★防潮堤整備状況

★浜名湖花博2014

ふだん、県のHPを見る人はあまりいないと思いますので、ちょっとでも多くの人にご覧いただければと・・・と。

Dsc_1922 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

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沖縄科学技術大学院大学(1/17)

Dsc_0193企画文化観光委員会で沖縄を視察中です。

写真は私のリクエストで視察先に入れてもらった「沖縄科学技術大学院大学」です。

すばらしい環境の中、最先端科学の研究をしています。

昨年秋に新潟の国際大学に行きましたが、この大学院大学も教授、学生の半分以上は外国人で、授業はもちろん英語です。

沖縄振興予算があればこその教育環境ですが、大学コンソーシアム構想の進む中、こういう科学技術の“知の集積”を静岡、とりわけ、ものづくりのまち浜松で進めたいものです。

Dsc_0189_2写真は“海流発電”のモデル。実物は80メートルもあるそうです。

詳しくは後日。

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津波避難タワー(1/13)

Dsc_0179吉田町の「津波避難タワー」を見てきました。

全国初といわれる“歩道橋型”の津波避難タワーです。

昨年6月に建設中の工事現場に行きましたが、完成してからは行っていなかったので、一度、見てみたいと思っていたものです。

Dsc_0173写真は「K街区」のものです。

デッキの高さはTP+9.6m、628㎡の広さを持ち、約1200人が収容可能です。

工事費は4.5億円と通常の津波避難タワーに比べて高価ですが、平時にもオープンになっているところがイイですね。

ただし、すぐ近くの交差点に横断歩道がありますので、歩道橋として使う人はあまりいないのではないか・・・と思います。

Dsc_0175隣の公園でグランドゴルフをお楽しみの方々がいらっしゃいましたので、お話を聞きました。

「これができて安心だね」、「自宅よりも公園のほうが安全だよ」、「海のほうで、あと3ヵ所造ってるよ」などなど・・・。地域のみなさんからは安心感がうかがえました。

吉田町は南海トラフ巨大地震が起きた場合、沿岸部には10分以内に1mを超える津波が押し寄せると想定されています。

この避難タワー付近は、県のGIS情報システムを見ると、約17分後に30cm、30分以内に最大約2mの津波が来るという想定です。

★県GISシステム (静岡県統合基盤地理情報システムのサイト)

吉田町は、今年度中に、歩道橋型を含めて15ヵ所の津波避難タワーを整備しています。詳しくはこちらをご覧ください。

★ふじのくに防災減災地域成長モデルのブログから

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先日、袋井市の「湊命山」も見てきました。

こちらは避難タワーよりもさらに大きな規模で、平時は公園として楽しめます。

こちらも県のブログに情報があります(こちらからどうぞ)。

浜松市では防潮堤整備が進んでいます。被害軽減が見込まれますが、これに頼ることなく、常に“逃げること”を想定して備える必要があります。お忘れなく。

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成人式(1/12)

Cimg8370今日は浜松市成人式。浜松市では中学校単位で行われます。

入野中学校区では入野中卒業生のほか、入野地区在住で私立中学や西高中等部に通ったこどもたちも含めて170人ほどが参加しました。

イイ規模ですね。参加率も高いし。実行委員会形式でおこなう手作り成人式なので、距離感もとても良いです。式典も凛とした雰囲気で、騒ぐ者もおらず、みなしっかり前を向いていました。

Img_3297来賓代表であいさつをさせていただきました(オヤジ仲間が撮ってくれました)。

ちょうど彼らが中学生の時、PTA会長をやっていましたので、他校の出身者には申し訳なかったのですが、彼らが中学2年、14歳の時に行われた「立志式」の話をしました。(2008.1.17のブログ

中学卒業式以来、5年ぶりに会うこどもたち(もう大人ですが)。壇上からひとりひとりの顔を見ながら、成長を感じていました。式典後、保護者の方から「田口さん、壇上でずーっとニヤニヤしてたね」と言われてしまいました…^^;

残念ながら、女子はほとんどわかりませんでした。男子もわかったのがごくわずか。「○○です」と聞いて、「あ、そういえば・・・」という感じでした・・・^^; 

「士別三日、即更刮目相待」といいますが、5年もたてばさらに成長するものですね。彼らの未来に期待します。

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理数系人材の育成(1/11)

Cimg8360今朝は浜松市出初式でアクトシティへ。

寒い中でしたが、本年の無火災を祈り、消防局と消防団のみなさんが勇壮に一斉放水を行いました。

地元33分団のポンプ車も活躍していました。

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午後もアクトシティへ。

「浜松のこれからの教育を考える」というシンポジウムを聴きに行きました。

◆基調講演は「今でしょ」でおなじみの東進ハイスクール講師 林 修 氏。

「できる子どもをどう伸ばすか ~日本の教育のあり方について思うこと~」と題してお話しいただきました。キーワードをいくつか記しておきます。

・人の言うことを聞いているだけではダメ。批判的精神が大切(「この講演もそう・・・」とのこと)

・勉強法は、人のやり方ではダメ。自分のやり方をつくる

・学校教育を否定しないが、最後は個人。自分の頭で考えること

・日本の教育は、“学ぶことの意味”と“科目間のつながり・全体のバランスを教えていない”

・社会に出ると日々問題解決が求められる。しかも答はひとつに限らない。これを鍛える

・勉強は、いくつもある人間の能力のうち、たった1つにすぎない

・「失敗ではなく、低い目標を持つことが罪なのだ」(ジェームズ・ ラッセル・ローウェル)

◆続いて、主催者の「浜松・東三河地域イノベーション戦略推進協議会 長期的教育システム研究チーム(長いナ~)」による「Top Gun 教育システム」の活動報告。

これは静岡大学イノベーション社会連携推進機構が取り組んでいるもので、こどもの頃からさまざまな体験をさせて、地域から世界的に活躍する「理数系人材」を育成するというものです。

「理数系人材」としたのは地域の産業振興を視野に入れてのこと。浜松地域ならではの構想と言えます。

“育成すべき人物像”が面白いです。

「イノベーションを起こすことができること」というのは当たり前ですが、「野武士のような人物」というのが、グローバル時代に生きる浜松らしくてイイですね。

具体的には「浜松RAIN房」の活動から生まれた新たなプロジェクト「ダヴィンチキッズ プロジェクト」を通じて進められています。義務教育では教えられない“好奇心”をよぶ体験ができます。

◆最後に鈴木やすとも市長と静大の教授を含めたパネルディスカッション。

静大では「今のままでは浜松の将来が危ない」、「日本の科学技術の危機」と捉えてこのプロジェクトをスタートしたとのこと。

林氏は「想像力や独創力は、こどもの頃のさまざまな自然体験が大切」と述べ、この取り組みを支持。最近、川勝知事が力説している、「飛び入学」や「多様性(職業能力)」にも同調していました。

やすとも市長も、「義務教育は全体の底上げはできるが、出る杭を伸ばすには、このようなプロジェクトが必要」と述べ、“ホンモノの教育”を進めたいとしていました。

「浜松を理数系人材の集積地にする」。そんな将来の姿を思い描きました。

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防潮堤の進捗状況(1/10)

新年最初の1週間が終わりました。もうペースは戻りましたか?

今朝は入野中学校の「あいさつ運動」でスタートしました。

入野中学校区では10年以上前から、こうした活動を行っています。ここ数年は、浜松市全体でやっている11月11日の「1人1人にイイ(11)声かけデー」を中心に、小学校を含めて年3回ほど実施しているようです。

私が中学校PTA会長だった5年前の夏、学校評議員会で示された生徒と家族のアンケートを見て愕然としたことがあります。

「あいさつができる」と答えたこどもが、前年度に比べてガクンと減っていたのです。

「こりゃイカン。PTAとしてできることを・・・」と考え、年度後半から、PTA役員だけでなく、協力いただける保護者のみなさんにも依頼して、「あいさつ運動」を強化したことを思い出します(毎月のようにやった気がします・・・)。

当時、感じたことがあります。

それは「 “あいさつ運動” ではダメ。本当に “あいさつ” をしないといけない」ということです。

あいさつ運動では、当たり前のように、「おはようございま~す」と言いますが、本当にあいさつする時、そんな言い方をする人はいないのでは・・・。

みなさんも心当たりはありませんか?

私はそれ以来、相手が小学生でも中学生でも、“あいさつ” することを心がけています。

それから「家庭内のあいさつ」も大事ですね。こどもが外であいさつができるかどうかは、家の中で「おはよう」「いただきます」「いってらっしゃい」「おかえり」・・・が実践できているかどうかのウラ返しではないでしょうか。

5年前、そんなことを考えていたのを思い出しました。

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さて、年末年始にいろんな方々とお話をさせていただきましたが、さまざまな宿題をいただきました。ひとつひとつ片付けていきますが、そのひとつをご紹介します。

Q.浜松市沿岸域の防潮堤整備は、今、どうなっているんだ?

→わかりやすいサイトがありますので、ご紹介します。

★浜松土木事務所のサイト

この「進捗状況」をみると試験施工の概要がわかります。ご参考ください。

1日300台のダンプカーで土砂搬入ができれば、計算上は、来年度は約5kmの築堤が可能だということです。2月の当初予算審議で明らかになります。

まだまだ宿題がたくさん残っています。

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静岡県の製造品出荷額(1/5)

私は今年の県政最大の課題は「製造業を元気にする」ことだと考えています。

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静岡県の製造品出荷額は、リーマンショック前のH19年に19兆4103億円だったものが、H23年には14兆9497億円に落ち込み、H24年も15兆4852億円と回復の足取りは遅いままです。

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産業別に推移をみると左のグラフ・表のようになっています。

グラフは産業分類が平成20年調査から変更されたため、「輸送機械」などを除いて時系列のデータがないため、平成20年を1として指数比較したものです。

「輸送機械」がなかなか底上げが図れていないことがわかります。それに伴って(・・・と言ってよいと思いますが)、「生産用機械」、「金属製品」も厳しい状況です。「非鉄金属」も低迷しています。

出荷額をみるとH24年で「輸送機械」が4兆5074億円と、2位の「電気機械」の1兆8339億円、3位の「化学工業」の1兆5755億円と比べても圧倒的に多いのですが、H20年からの減少額も▲9823億円と大幅減となっています。なおH19年からH23年の減少幅は約2兆円となっていました。

他に減少額の大きなものは「情報通信機械」の5885億円が上げられます。また調べてみますが、海外との競争でしょうか・・・。

いずれにしても、静岡県、とりわけ県西部のものづくりを支えてきた製造業の再生が大きな課題です。新産業の育成が急務ではありますが、雇用や景気回復を下支えするためには、やはり既存のものづくり産業をいかに活性化するかだと思います。

グローバル化が進む中、海外展開は不可避ですが、海外事業と国内事業の両立を支援しないといけません。

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グローカルな2014に(1/1)

Cimg8303 新たな年を迎えました。それぞれに新年への思いをお持ちのことと思います。

私の今年のKEY WORDは「Glocal」。

「グローカル」は「グローバル(世界的な)」と「ローカル(地方の)」の造語です。世界的な視野で、静岡県や浜松のことを考えていきます。

昨年は「富士山世界遺産登録」に沸いた年でしたが、13年ぶりに改定された「第4次地震被害想定」を持ち出すまでもなく、県民の安全、安心の確保は最優先課題として認識されました。

さらに静岡県、特に県西部地域において、各方面から景気回復の足取りの遅さが指摘されています。年末、多くの方々から異口同音に、それを裏付ける現状をお聞かせいただきました。

今年の最大の政策テーマとして取り組んでいきます。

写真は今朝、遠州浜海岸から見た初日の出。横山大観画伯の絵画を思わせる、すばらしい朝日でした。

思えば、この海の向こうはアメリカなんですよね。先日も書きましたが、世界の事象はつながっています。

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