廃止高校の活用(3/4)
いよいよ近づいてきましたね~。
静岡県議会は本会議での論戦が続いています。
他議員の視点は、私にはないものもあり、参考になります。
日々、勉強のタネをいただいています。
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今日は本会議終了後、「ふじのくに地球環境史ミュージアム(仮称)(現・自然学習資料センターを移転)」への改修整備を進めている旧・県立静岡南高校を見に行きました(写真下)。
旧・静岡南高校は、今年度(H25.4月)から旧・静岡市立商業高校と統合され、県立駿河総合高校に改編されました。
その空き校舎を活用して、これまで県内になかった “県立博物館” を作ることになりました(29年度以降に登録博物館とする予定)。
高校の跡地活用は、静岡県としては初めての事例となります。
高校の統廃合による跡地など、遊休施設の利活用は、今後、ファシリティマネジメントの大きな課題です(もちろん“廃止・解体”の選択肢もあります)。
この整備事業は、24年度に5000万円の調査費を計上しスタートしました。
今年度当初予算として、3億300万円が事業費として計上されました。
その後、9月補正で来年度に1億3300万円を先延ばしにし(債務負担行為)、来年度当初予算でそれを含め5億5200万円が計上されています。
今議会ではこの議決が提案されており、一度現場を見るべきと思い、今日、行ったものです。
校舎は築30年。古さも感じますが、確かに解体するにはもったいないような気もします。
整備事業は大きな金額なので、賛否はあるとは思いますが、躯体を活かした改修には結構おカネがかかるものです。
現場を見た限りでは、教室や特別教室のスペースを最大限の有効活用するよう考えているようで、一般的な“博物館”とは異なり、学術研究的な施設のようでした。
また積極的なアウトリーチ事業(学校への出前教室)を検討しているとの話も聞き、文化学術に造詣の深い川勝知事ならではの工夫が考えられています。
正直、巨額の整備費をかけてやる価値があるのかな…と疑念も持っていたのですが、今日、実際に現場を見て、こういう利活用もあるのかな…と感じました。
まだまだ議論すべき点はあると思いますが、こういう“博物館”もアリですね。こどもたちの好奇心を高め、学力向上につながる施設となるよう提言していきたいと思います。
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