浜松市沿岸域防潮堤の状況(4/23)
昨年11月以来、約5ヵ月ぶりに防潮堤の工事現場を見に行きました。今日訪れたのは凧揚げ広場の西側の試験施工区間です(約550m)。
前回は土砂の搬入が滞っており、基礎部分を固める工事をやっていましたが、現在は約100mの長さで、高さ13mの防潮堤ができていました。
まわりの防砂林が約9mあるので、高さ13mといっても、そんなに大きさは感じません。また傾斜をなだらかにとっているので、“壁”のイメージもありません。
表面が土の色をしていますが、セメントが混ざっているので、金づちでたたくと“キンキン”という音がします。ちょっと不思議な感じです。
今年度はここから約5㎞西に延伸し、浜松市水泳場(トビオ)と西部清掃工場のあたりまで工事が行われます。
約5kmという距離は、土砂の搬入が1日あたりダンプカー300台となっていることから、築堤できる土砂の量から計算されたものです。
将来的には盛土に樹木を植えて、平時には市民のみなさまの憩いの場として提供できるよう検討されています。たしかにこの堤防が17.5㎞に渡って延伸されれば、いろんなイベントに使えそうです。
なお、最大津波高は中田島砂丘付近で14.9mと想定されています。13mを超える防潮堤の部分については、まだこれから検討していきます。
部分的に15mにすることによって浸水区域は大幅に削減されますので、県民のみなさまの安全、安心が確保できるよう、努力していきたいと思います。
防潮堤の建設現場は、通常は立入禁止ですが、浜松まつりの期間中、現地をご覧いただけるように検討しています。凧揚げ合戦とあわせて、こちらも足を運んでみてはいかがでしょうか。
防潮堤の詳しい情報は下記のサイトをご覧ください。
★浜松市沿岸域防潮堤整備事業(浜松土木事務所のサイト)
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