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ふたたび三陸鉄道へ

5年ぶりに三陸鉄道に行きました。5年前の記事は下記をご覧ください。

★三陸鉄道(H21.3.25)

★南リアス線(H21.3.26)

1409022555052 東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道は、本年4月、約3年ぶりに全線開通しました。

“あまちゃんブーム”もあり多くの観光客を見かけましたが、震災からの復興のご苦労は並大抵ではなかったようです。

就任後、半年あまりで東日本大震災に遭遇した望月社長から復興に向けた取り組みを、さらに坂下事業部長から財務状況などをうかがいました。

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三陸鉄道の利用者は、開業当初268万人でしたが、年々減少の一途をたどり、震災の影響を受けたH23年度は約30万人まで落ち込みました。

復興努力やさまざまな営業努力で、H25年度は約50万人まで回復しましたが、まだ震災前の85万人からは遠い状況です。

一方、被災状況や復興事業の視察を、震災後の5月から“フロントライン研修”として受け入れ、現在も「震災学習列車」を運行するなど、交流人口の確保に努めているとのこと。

さらに、復旧時は運行本数も少なかったことから、社員に積極的に資格取得を進めるなど、人材育成に努めたとのこと。これも将来にわたっての財産ですね。

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復旧には最大で180億円ほどかかるということです(私の聞き間違いでなければこれまでに91億円ほどかかったようです)。

しかし、「廃止して栄えた街はない」「観光誘客による地域振興」「高校生や高齢者の足確保」という社長の強いリーダーシップのもと、近隣市町村を巻き込んで一丸となって取り組みました。

結果として通常の災害復旧のスキーム(国1/3 自治体1/3 事業者1/3)を、国1/2 自治体1/2 事業者0とし、さらに自治体には国からの交付金を給付することで、全額国庫支出で実施しているとのことでした(スゴイ交渉力)。

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過疎化や少子化(高校生の減少)、クルマの普及、国内観光の減少、マイレール意識の希薄化など、多くの第三セクター鉄道は経営のカベにぶつかっています。

三陸鉄道は “上下分離方式” という新たな手法で、費用の削減に努めています。これはトンネルや橋梁のような鉄道施設や駅舎など保有資産を自治体に譲渡し、固定資産税や減価償却費などを減らすしくみです。

県西部の天竜浜名湖鉄道の経営健全化の参考にできないか、引き続き勉強します。

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