静岡県まち・ひと・しごと創生本部会議
代表質問初日。ふじのくに県議団からは、佐野愛子政調会長(藤枝市)が登壇、当初予算編成の考え方や人口減少問題、産業政策、観光政策などなど、喫緊の課題を議論しました。
人口減少問題について、昨日開催された「まち・ひと・しごと創生本部会議」が議論した「静岡県版 総合戦略」の紹介がありました。公表された「総合戦略」の骨子は、次のとおりです。
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1.地方における安定した雇用を創出する
(1)産業の振興と雇用の創出(産業・雇用)
(2)女性や健康な高齢者が活躍する社会の実現(女性・高齢者)
(3)人口減少下における持続的成長(生産性の向上)
2.地方への新しいひとの流れをつくる
(1)魅力ある教育環境の整備(教育)
(2)交流の拡大と移住・定住の促進(交流・定住)
3.若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
(1)社会総がかりでの次世代育成の促進(社会全体の取組)
(2)夢を持ち安心して家庭を築ける環境整備(出会い・結婚)
(3)希望出生数をかなえる環境整備(出産)
(4)子育て支援の充実(子育て)
4.時代にあった地域をつくり、安心したくらしを守るとともに、地域と地域を連携する
(1)健康長寿の延伸(健康づくり)
(2)安全・安心な地域づくり(安全・安心)
(3)ライフスタイルの変化への的確な対応(ライフスタイル)
(4)地域社会の活性化(地域社会)
(5)行政運営の効率化・最適化と連携の推進(行政運営)
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おおむね、年末に出された「有識者会議」の提言に沿ったものとなっています。
3-(1)「社会総がかりでの次世代育成の促進」の中に「乳幼児と触れあう機会の拡大」という項目がありました。
今回の提案は下記のようなものではありませんが、ぜひともこうした取り組みを進めて欲しいですね。私もPTA役員の頃参加しましたが、こどもたち、いろんなことを学んでくれますよ~。詳しくは下記のブログをご覧ください。
「地方創生」の名のもとに、日本中でこの手の議論が進められています。
兵庫県南あわじ市では、来年度当初予算で「保育料の無償化」を打ち出すなど、子育て世代の流入を促進するような策を講じていました。
本県でも市町ごとにできる事業は変わってくるでしょうが、メリハリの利いた施策を進める必要があります。これからの議論の深化に期待したいところです。
今後、産学官金労で構成する「県民会議」、さらに県内5ブロックでの「地域会議」を設置し、秋に向けて議論を深めていきます。実効性の高い戦略を策定してほしいものです。
さらに国からは「地方人口ビジョン」の策定も求められています。2060年を基本として静岡県の将来展望を示すことにしています。
重要なテーマですので、都度、報告していきます。
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