奨学金
浜松市が奨学生を募集するポスターを作ったとのこと。近年応募が減っているため、PR活動を強化したようです。
ピンク色のポスターで、確かに目立つかもしれません。しかし、根本的に制度を見直したほうがイイのではないでしょうかね。
奨学金には「貸与型」と「給付型」があります。
浜松市の奨学金は「貸与型」。
無利子ですが将来返済が必要になります。借りたおカネは返すのが当然ですので、やむを得ません。
しかし、昨今、返済に苦慮する若者が増えているようで、そのため奨学金の応募に躊躇するケースが増えているものと思われます。単にPR不足だけが理由ではないと思いますがいかがでしょうか…。
「給付型」は返済不要の奨学金。大学や企業、公益財団法人などが運営しているケースがほとんどで、行政が行っているケースはあまりないと思います。
今日、この「給付型奨学金」を受けている学生さんのお話を聞くことができましたが、行政もこうした「給付型」の制度を考えたほうがイイのではないでしょうか。
静岡県が行っている「医学修学研修資金」は「貸与型」ではありますが、“県内勤務”という条件は付きますが返済免除の規定を設けており、「給付型奨学金」に近い性格となっています。
人財立国日本としては、経済的理由による教育格差は、できるだけ避けることが重要と思います。
U・Iターンなどを念頭にした自治体の「給付型奨学金」制度はできないものか…、研究してみたいと思います。
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