産業委員会視察
産業委員会で広島県、愛媛県を視察中です。濃い中身に満足しています。
◆昨日はひろしま産業振興財団の「医工連携推進センター」を訪問。3年前、同所の「カーエレクトロニクス推進センター」を個人的に視察に来ているんですが、その後の進捗状況を確認することができました(★マツダ城下町の産業支援…2012.5.31のブログ)。
当時、いねむり運転防止の研究で話を聞いた「ハイレゾ」が、今、音楽シーンで注目されています。通常、耳では聞き取れない音域ですが、人の感性に影響を与えるようで、リラックスさせたり、覚醒させたりの効果があるようです。
こうした技術をクルマに応用しようというのが、ここで行われている「カーテクノロジー革新センター」の取組です。
県が市や国と連携して、マツダおよびその関連メーカーをサポートする取組。広島ならではですね…。
◆今日の午前中は、まず、私がリクエストした「(株)水みらい広島」のお話を、県企業局の方からヒアリングしました。ここでは公公民連携による最新の取組がおこなわれています。
平成24年度からスタートしたこの会社、当初計画を上回るペースでの黒字化で、今年度からは呉市と尾道市の浄水場の運営管理も受託し、広域化を進めています。
いくつかのヒントをいただきましたので、静岡県でも官と民のベストミックスを考えていきたいと思います。
◆午前の2か所目は東広島市の広島中央サイエンスパーク内にある「★産業技術総合研究所中国センター」。ここでは県が次世代産業のひとつと期待している“セルロースナノファイバー(CNF)”の研究が行われています。
ここでは中でも“リグノセルロースナノファイバー”という素材(写真)や、木粉を混ぜた素材の研究を行っています。
過日、この素材を使って事業化に取り組む県内企業の方からもお話しを聞きました。実用化に向けてはまだ課題があるようですが、産学官の連携でガンバってほしいところです。
◆午後は「四国タオル工業組合」を訪問。“今治タオル”ブランド推進のお話を聞きました。中国やベトナムからの輸入が増える中、今治の事業者はブランド化を図ることで付加価値を高めています。道のりは楽では無かったようですが、地場産業振興のヒントをいただきました。
遠州織物へのアドバイスをいただきましたが、アパレル製品の高付加価値化って、なかなか難しいようですね…。なんとか地場産業の活性化につなげていきたいものです。
明日は愛媛大学の植物工場に行く予定です。
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