事業の廃止はできるか
昨日公表された県の★H28年度当初予算編成方針では、「行政目的がすでに達成された事業や必要性が低下した事業の廃止」が謳われ、事業の抜本的な見直しが示されました。
思わず拍手しちゃいました。
よく「スクラップ&ビルド」と言いますが、行政はスクラップがいたってヘタです。人員が減る中で、業務はビルド&ビルドですから、残業は増えるし生産性は全く上がりません。
私は以前から「シーリング(○%カット)による歳出削減は行財政改革ではない」と思っていましたが、県はやっと本格的な行財政改革に取り組んでいきそうです。
行政のみなさんもガンバってほしいですが、一方、これは議員の仕事でもあります。
これをやるのが“決算審査”です。
会派のメンバーにも、この方針を伝え、再来週の決算審査では「事業をしっかりチェックしてほしい」とお願いしておきました。
昨年から県議会では分科会方式に変えましたが、今年はさらに、中味の充実に期待したいですね。
中には「この事業の内容は何か?」なんて、「おいおい、そんなの決算審査じゃないだろ!」と突っ込みたくなるような質問もありますので・・・。
少なくとも所管委員会の分はしっかり見ないと県民のみなさまから叱られます。みなさまも、廃止してもよい事業などお気づきの点があれば、ぜひお知らせください。
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コメント
農協検査は県の仕事となっているが、検査の中身は金融検査なので、他の金融機関の検査と同じ様に国の仕事にして事業を見直して欲しい。
投稿: 青山貴之 | 2015年10月19日 (月) 12時26分