長期人口ビジョンと総合戦略の実現に向けて(一般質問3)
◆質問
長期人口ビジョンでは、人口の将来展望を2060年に300万人程度とし、その達成に向け、大きく2つの政策目標、「合計特殊出生率を2020年に2.07」、「転出入を2020年に均衡」と定めた。
現状がそれぞれ1.50、▲7240人なので相当高いハードルを課したと感じている。
本県はPDCAサイクルを回す行政経営手法に取り組んできましたが、今議会に提出されている「総合計画」の進捗評価では、個別事業の目標は達成できていても、上位の施策目標が達成できていないケースが見受けられる。
担当者は一生懸命やっているつもりでも、それが全体としての成果につながっておらず、いわゆる「木を見て森を見ず」の状態で、結果として生産性の低い仕事になっていないか懸念する。
策定した「人口ビジョン」と「総合戦略」を何としてもやり遂げるため、上位施策の目標と、各部門の事業目標のベクトルがあっているかどうか、これをしっかりチェックしていく必要があるが、今後、どのように取り組んでいくのか所見を伺う。
◆答弁
総合戦略では重要業績評価指標(KPI)を活用して、短期、中期の政策目標を伴う政策パッケージを示し、進捗についてアウトカム指標を出せということだ。
今後総合戦略のPDCAサイクルの中で、成果指標とKPI指標の進捗が連動しているか、また、設定した指標が施策効果を図るうえで最適かどうかを検証し、よりわかりやすく適切な指標設定に努めていく。
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