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バイクの三ない運動(一般質問5)

◆質問

バイクの「三ない運動」は「免許を取らない」「乗らない」「買わない」というもので、昭和57年に全国高等学校PTA連合会が、決議文を採択したことに端を発した運動だ。

その後、平成9年に拘束力の強い「決議文」から「宣言文」にあらため、さらに平成24年からは「宣言文」をなくし、「宣言文の精神を引き続き推進する」という姿勢に変わり、現在は「自転車・バイク・歩行者のマナーアップ運動に取り組む」としている。

こうした中、全国の各高等学校PTA連合会の中には、安全運転教育に切り替えているところがでてきている。

一方、静岡県公立高等学校PTA連合会は、引き続き「三ない運動を推進する」とし、教育委員会も「これを支持する」としている。

主権者教育や社会総がかりの教育が求められる中、30年以上も前の考え方を踏襲することについて議論してほしい。

また県が策定している「静岡県交通安全実施計画」においても、20年以上同じ文言となっており、県全体で思考停止に陥っているように感じる。

「三ない運動」で交通事故の防止を図るのは、高校卒業後、社会人になったときに危険を先送りするだけではないか。

私は昨年の質問でも、安全運転教育の重要性を取り上げたが、若者の痛ましい交通事故は後を絶たない。交通ルールの徹底や危険予知の取り組みなど、豊かな感性を持つ高校世代にもっと伝えるべきだ。

主権者たる高校生が、自らの判断と保護者の同意があれば、バイクの免許を取り、所有し、場合によっては通学に使うなどの権利を認めること。一方で、若者の将来を見すえた安全運転教育を行うことについて、県教育委員会と静岡県公立高等学校PTA連合会との間で、真剣に議論すべきではないかと考えるが、教育長の所見を伺う。

◆答弁

バイクの「三ない運動」は昭和57年の決議文が出されて以来、県公立高等学校PTA連合会は同運動を推進しており、県教育委員会もこれを支持している。

「三ない運動」がこれまで保護者及び学校に支持されてきた背景には、「尊い生徒の命を守る」という両者に共通した考え方がある。

在学中のみならず、生涯を通じて交通事故の当事者とならないためには、子どものころから発達段階に応じて積み重ねた交通安全教育が必要だ。

さらに運転免許取得年齢に達する高校生においては、運転者としてのあり方についても自ら考えさせることが必要な年代と考える。

県教育委員会としては、これまでの「三ない運動」の成果を十分検証するとともに、他県における「高校生に運転免許取得を許可した上での交通安全教育」の状況を踏まえ、今後の交通安全教育のあり方について検討していく。

◆再質問

安全運転教育について進め方を検討するという答弁だったが、県高P連と「三ない運動」についてご議論いただきたい。どうか?

◆再答弁

高P連との話し合いは今後も継続してやっていきたいと思っている。

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07.文教・警察」カテゴリの記事

コメント

国が免許を取る事を許しているのに学校側が取らせ無い。と言うのはおかしい。現実今は自動二輪よりも自転車の方が危険ではないかと感じます。交通法規をしっかり覚えさせるためにも免許を取る事は必要不可欠に思います。

投稿: 戸田修司 | 2016年1月28日 (木) 15時49分

戸田様、コメントありがとうございます。

ご指摘のとおりです。早く交通安全教育に切り替えるべきです。この課題は、県議の中でもあまり取り上げる人がいませんので、引き続き進めていきます。

投稿: 田口 章 | 2016年1月31日 (日) 16時37分

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