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浜名湖ジオパーク

Img_20170717_170908 ジオパークは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。

ジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行います。

その上で、これらのジオサイトを教育やジオツアーなどの観光活動などに活かし、地域を元気にする活動や、そこに住む人たちに地域の素晴らしさを知ってもらう活動を行います。

(以上、日本ジオパークネットワークのサイトから抜粋)

日本にある「ユネスコ世界ジオパーク」は「洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳」の8地域です。

私も修学旅行などを含め5ヵ所行きましたが、いずれも何千年、何億年もかけて作られてきた大自然の営みを目にすることができる素晴らしいところです。

「日本ジオパーク」の認定を受けているところは国内に43地域あります。うち静岡県には「伊豆半島」と「中央構造線(静岡市葵区・川根本町)」があり、「伊豆半島」は世界ジオパークの登録をめざしています。

何千年、何万年ではなくても、歴史的な痕跡を残す大地がごく身近にあります。

それが「浜名湖」です。

カテゴリーを「文教・警察」にしたのには理由があります。

今日、地元にある大平台高校 自然科学系列の生徒さんたちと一緒に、身近なジオツアーに行きました。

近い将来、本格的なジオツアーを計画したいという生徒さんが、リハーサルとして実施したものです。

高校生がこのような取り組みをしているとはビックリ。なかなかユニークですが、まさに川勝知事が進めている「地域学」の一環と言えます。

ジオツアーのテーマは「旧東海道に歴史地震の津波が与えた痕跡をめぐる(仮称かな?)」。

浜名湖は1498年まで、浜名川という河川により太平洋に流れ込んでおり、河口部は現在の湖西市白須賀に近い新居町浜名のあたりにあったとされており、当時は海水は流入していなかったそうです。

その頃、舞阪と新居は河口部の橋でつながっており、歩いて渡ることができました。今もその地名は「橋本」として残されています。

ところが1498年8月25日に発生した「明応地震」により一変します。

明応地震は推定マグニチュード8.2~8.4とされていますが、その際、浜名湖一帯が地盤沈下し、津波により今切口ができたと言われています。

すでに自然景観は失われていますが今切は歴史的なジオサイトといえます。私も魚釣りを楽しんだことがありますが、汐の干満も明応地震の痕跡といえます。

20170717_171909 それを前提に、生徒さんが紹介してくれたのは「脇本陣」「北雁木」「岐佐神社」の3ヵ所です。

今切ができたあと、当時の幕府は政策的に橋を造らなかったと言います(新居関所)。おかげで渡船が必要となりましたが、最終の船は4時だったそうで、舞阪は宿場町として栄えたようです(ちなみに当時は「舞」でした)。

また、岐佐神社は海抜10mも無いと思いますが、津波の際の避難場所になったようです。

なお本殿脇に祀られている「赤猪石」は、舞阪付近では見かけない種類の石だそうで、同種の石は舘山寺付近で見られるとのこと。津波の引き波の力で転がってきたのでしょうか?これもまたナゾですね・・・。次回は新居の痕跡もぜひ見てみたいな・・・。

・・・とまあ、500年前を想像しながら、若者たちと会話を楽しませていただきました。

地方創生のカギは「若者」にあり。人口減少・東京一極集中とネガティブな話題が多いですが、こんなときこそ若者の声に耳を傾けて、地域の魅力を再発見していきたいですね。

生徒さんたちは、今日のリハーサルをいかして、さらにブラッシュアップした本格的な「ジオツアー」を計画したいとのこと。

みなさん、お楽しみに!

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07.文教・警察」カテゴリの記事

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