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2018年1月31日 (水)

東京五輪古文書

P1 昭和39(1964)年の東京五輪聖火リレー資料を入手しました。

オリンピアで採火された聖火は、9/6那覇市に到着し、沖縄を巡った後、9/9に鹿児島、宮崎、北海道に空輸、翌9/10から再スタートしたのち、4ルートに分かれて47都道府県を走り抜けました。

その後、ルート1は10/9、ルート2は10/8、ルート3・4は10/7に東京に着き、10/10の開会式に聖火台に火を灯したということです。

P2 静岡県内は185.1㎞を走行。

愛知県境から受け継がれた聖火は、図のように東海道に沿う形で、114区間2,622人の若者が聖火リレーを行ったということでした。

前回私は2歳。聖火リレーの記憶は全くありません。しかし当時のことを覚えている方は結構いらっしゃいますし、中には実際に走ったという方もいらっしゃいました。

2020年はどうなるのかな~。聖火が駆け抜けるのをこの目で見たいですね・・・。

2018年1月30日 (火)

転出超過5242人

平成29年の人口移動報告が公表されました。

静岡県は転出超過5,242人、H28年の6,390人からは転入転出とも改善していますが、多い方から8番目と、ほめられた数字ではありません。

★総務省住民基本台帳人口移動報告 平成29年(2017年)結果

転入超過は下記の7都府県です。

①東京都 75,498人

②千葉県 16,203人

③埼玉県 14,923人

④神奈川県 13,155人

⑤福岡県 6,388人

⑥愛知県 4,839人

⑦大阪府 2,961人

転出超過は多い方から・・・、

①福島県 8,395人

②兵庫県 6,657人

③北海道 6,569人

④新潟県 6,566人

⑤青森県 6,075人

⑥長崎県 5,883人

⑦岐阜県 5,755人

⑧静岡県 5,242人

⑨鹿児島県 4,756人

⑩岩手県 4,361人

・・・となっています。

静岡県の経年変化は・・・、

2017年 ▲5,242人(ワースト8位)

2016年 ▲6,390人(ワースト4位)

2015年 ▲6,206人(ワースト5位)

2014年 ▲7,240人(ワースト2位)

2013年 ▲6,894人(ワースト2位)

2012年 ▲3,952人(ワースト8位)

・・・などとなっており、2013年の結果から大きくクローズアップされるようになってきました。

2017年の県内市町別のデータを見ると・・・、

転入超過は5市町。

①熱海市 357人

②長泉町 109人

③掛川市 36人

④伊東市 20人

⑤河津町 5人

転出超過は多い方から・・・、

①沼津市 ▲679人

②富士市 ▲480人

③焼津市 ▲420人

④磐田市 ▲410人

⑤湖西市 ▲362人

⑥裾野市 ▲330人

⑦浜松市 ▲305人

⑧静岡市 ▲271人

⑨島田市 ▲252人

⑩御殿場市 ▲234人

・・・などとなっています。

詳細はあらためて調査します。

2018年1月28日 (日)

静岡まるごと移住フェア

Iju1 東京・有楽町で行われた「静岡まるごと移住フェア」を視察しました。

今回は、県が単独で行う初めての移住相談会で、県内35市町中28市町が移住相談ブースを出展する大規模なモノでした。

市町ブースの他、UIターン就職サポートセンターなどによる就労案内や民間事業者による住まい相談も同時開催。さらに会場内のセミナースペースでは移住者の体験談の他、静岡県の魅力の発信、就職(転職)事情のセミナーを開催するなど盛りだくさんの内容でした。

11時の開始から1時間で100組を超える来場者があったほか、私は15時前までしかいませんでしたが、終了までに220組 約500人の相談者があったとのことでした。

同日別フロアで愛媛県も同様のイベントを開催しており、担当職員さんからお話をうかがいましたが、来場者は静岡県が圧倒的に多く、同所で全国の自治体をサポートしている「NPO法人ふるさと回帰支援センター」の高橋理事長からも、「静岡人気をあらためて感じた」との評価をいただきました。

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この「移住促進」の取り組み、私には思い入れがあります。

2014年7月、たまたま時間ができたので、当時、東京に開設されたばかりの「U・Iターン就職支援センター」を当日アポをとり突然視察。

その足で他県事例も知りたいと、アポも取らずに山梨県の取り組みを調査に、いきなり東京交通会館を訪問しました。

そこで出会ったのが、「NPO法人ふるさと回帰支援センター」のみなさん。山梨県の取り組みをご紹介いただくと同時に、「静岡県の移住ニーズに対し県の取り組みが弱くもったいない」とのお話を、高橋さんからいただいたのです。

県にその話をすると、さっそくアクションをとり、当時、文化観光部の所管だったこの事業をくらし・環境部に移管し、静岡県相談窓口の開設につながったという経過があります。

★U・Iターン就職支援(2014.7.22のブログ)

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静岡県への移住人気はあいかわらず高く、「ふじのくにに住みかえるセンター」の活動の成果を感じます。

今後は来場者アンケートをしっかり分析し、効果的なPRや当日必要とされている情報を整理し、会場ディスプレイの改善など、次回につなげていくべきでしょう。

また首都圏における情報発信については、現在検討されている「(仮称)ふじのくにショールーム(アンテナショップ)」や、既存の「東京観光案内所」、「UIターン就職サポートセンター」、さらに東京事務所との効果的な運営が必要となります。

引き続き効果的な県のプロモーションにつながるよう研究します。

Iju2 西伊豆町では東京の大学生ボランティアがブースのお手伝い。

ユニークな取り組みです!

2018年1月21日 (日)

簿記取得がもたらす業務改善の道

Kikuchi昨日、兵庫県尼崎市で行われた「Cipfa Japan 第16回CPEセミナー」へ参加しました。

Cipfa Japan は行政経営の改善に取り組む団体です。

★Cipfa Japan

CPEは「Continuing Professional Education」の略で、私も「地方監査会計技能士」の一人として時々参加しています。

この日の講師は、岩手中部水道企業団の菊池 明敏 局長。岩手中部水道企業団は、私がここ数年取り組んでいる水道事業広域化のモデルであり、菊池局長はまさにその推進の中心人物です。

氏からは・・・

○カイゼンは組織風土改革につながる。さらにES(職員満足度)向上と人材育成にもなる。これがその先にあるCS(お客様満足度)の向上につながる。

○カイゼンの手段として簿記活用が必要。 財務諸表を読み(財務会計)、財務諸表の裏にあるものを読む(管理会計)。単式簿記から脱却しフルコスト感覚、経営感覚を身につける。(おかしな財務内容を見逃さない経営感覚)

○上下水道事業の将来は、人口減少や節水技術の向上により非常に厳しい。さらに構築してきた資産の維持に莫大な経費が必要となる。右肩上がり時代の拡大投資を見直し、ダウンサイジングシフトする。

○岩手中部水道企業団は3市町による全国初の水道事業広域垂直統合(H26.4.1)。その成果は、「施設統廃合を進めダウンサイジングによる将来投資の削減」「簿記講座の開催(72人中20人取得)」「資金運用」「料金業務包括委託により収納率99.9%」などの経営改革の推進に表れているほか、 人材育成による事業継続性も確保している。

・・・など伺いました。

静岡県内市町の上下水道事業は厳しい経営環境にありながら、不都合な真実や目の前にある危機に目をつぶり、事業の抜本改革を先送りしていると感じています。

9月定例会の一般質問で水道については、管路更新率や人材確保など直面する課題を提起しました。

あとはやる気のある人材がでてくるかどうか。そのためにこれまでも取り組んできた「カイゼンマインドの醸成」や「民間会計手法の活用」を進めていこうと思います。

2018年1月19日 (金)

視察Week

今週は視察Week。

16-18日は建設委員会で沖縄県内を視察。

①内閣府沖縄総合事務所では「渋滞対策」としての交通ネットワーク形成

②浜松市防潮堤でも使用している「CSG」工法による全国初のダム「金武ダム」

③農業用水不足に悩む糸満市での下水道処理水を利用した実証実験

④清水港にクルーズ船を就航するゲンティン香港が寄港する本部(もとぶ)港の事業計画

・・・などをヒアリングしました。

今日は東京ビッグサイトで行われている「オートモーティブワールド」に行き、自動運転など新技術や周辺産業の状況を見聞きしてきました。

夜は浜松市内の大学生と少しだけ意見交換。

先週から腰痛に悩まされていましたが、少し良くなってきました。

2018年1月15日 (月)

さなるチャレンジカップ

Dsc_7572small 2人の息子がともに所属していた「さなるスポーツ少年団 サッカー部」。二男が卒団してすでに10年経過しましたが、昨日久しぶりに主催する大会を観に行きました。

つま恋で行われた小学校5年生クラス(U-11)全24チームによる大会は、今回初めてマクドナルドさんがCSR活動の一環としてサポートしてくださいました。

実は久しぶりに観たのですが、最近の小学生のテクニックはスゴイですね。昔のわが子のチームは「体力勝負、走ってなんぼ・・・」でしたが、10年前とは比較になりません。

久しぶりに子どもたちに元気をもらいました。

2018年1月 7日 (日)

今より早いときはない

Genpuku1 地元の中学校で行われた成人式に出席。219人の新成人が参加し華やかに行われました。

旧浜松市は中学校区ごとに成人式を行っています。特に私が住む入野中学校区は、ここ数年、学び育った中学校の体育館で開催しています。

“荒れる成人式”というニュースを聞きますが、自分が生まれ、学び、育った地域、学び舎で、昔の仲間と旧交を深めることができるこの地区の成人式は、毎年、新成人の立派な態度とイイ雰囲気の中、行われています。

Genpuku2 来賓あいさつで、徳光卓也浜松市議会議員は“座右の銘”についてお話しされました。

途中マイクを渡され、私からは「今より早いときはない」とお話しさせていただきました。

この言葉は、どこかの有名人の言葉ではなく、学生時代、友人からかけてもらった言葉です。「いつまでもクヨクヨしてないで、気持ちを切り替えて再スタートしよう」。以来、今のような前向きな性格になったかも・・・。

人生100年時代、新成人に伝わったかな・・・。

2018年1月 6日 (土)

火の用心

Waterspray Net Net2 浜松市消防出初式。

1000人を超える浜松市消防隊員と浜松市消防団員が参加し盛大に開催されました。

市民の生命と財産を守るためご尽力いただいているみなさんに心から感謝します。

昨年(H29)の浜松市内の火災発生状況は・・・(カッコ内はH28年)、

 火災件数 212件(166件)

 死者 7人(5人)

 損害額 4億6,910万円(2億5,814万円)

・・・と、一昨年に比べ大幅に増えています。静岡県のデータは後日確認したいと思います。

年末年始も全国でいたましい火事のニュースを見ました。

今一度、火災警報機などの備えを確認するとともに、火元となりそうなリスクをチェックしておきましょう。

2018年1月 5日 (金)

会派マニフェスト検証

2018rainbow 今から3年前、ふじのくに県民クラブ(当時は「ふじのくに県議団」)はマニフェスト(いわゆる選挙公約)「覚悟」を作り、2015年の統一地方選を戦いました。

★覚悟(会派HP)

その後、このマニフェスト「覚悟」は2015年のマニフェスト大賞にも選ばれ、ありがたいことに客観的にも高く評価されました。

★マニフェスト大賞(2015.11.6ブログ記事)

私たちはよくPDCAという言葉を使い、行政の取組を評価していますが、私たち自身もマニフェストの検証を行い「できたのか、できなかったのか」、「どう改善するのか」などを評価していく必要があります。

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6つの条例制定については、残念ながら「○1、△2、✕3」というところです。

「いじめ防止条例」は制定しましたが、「お茶振興条例」、「グローバル人材育成条例」は、会派内プロジェクトチームで検討中に、知事提案で同種の条例が提出され、結局そちらに甘えるカタチに・・・。

「地域文化振興条例」は会派内で検討していますが、あと1年で成案までいけるかどうか…。

「議会基本条例」は他会派との調整がつかず棚上げ。「財政健全化条例」は事務局(私)が素案を作ったものの会派内の議論が深まらず、難しい状況です。

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政策体系シートは現在検証中ですが、多くの人に見てもらって、いろんなご指摘をいただいたほうが良いと思い、一部をアップします。ご意見をお聞かせください。

★政策体系シート抜粋(PDF)

【写真は佐鳴湖で行われた出初式の風景。本文とは全く関係ありませんがなかなかステキでしょ(^^)】

2018年1月 1日 (月)

新春に思う

2018sunrise

「1年の計は元旦にあり」と申します。みなさまの“今年の計”は何でしょうか?充実した年になりますようご祈念申し上げます。

静岡県は2018年度からの“10年の計”となる「静岡県総合計画」の策定を進めています。

「安全・安心な地域づくり」「未来を担う人材の育成」「豊かな暮らしの実現」「魅力の発信と交流の拡大」を4つの基本方向とし、県民幸福度の最大化を目指すべく、議会の議論をはじめ、審議会やパブリックコメントなどで県民のみなさんから意見を聞き検討しています。

私が議員になってからの10年前、人口減少、グローバル化、IT化など社会は大きく変わりました。一方、地震防災対策やセーフティネットの充実など住民の命を守るという行政の使命は一層の強化が求められるようになりました。

世界に目を向けると人口増加、食糧問題、エネルギー問題、地球温暖化、テクノロジー進展に伴うAIやフィンテックの導入等々、ものすごい勢いで複雑化、多様化が進んでいます。国連が定めるSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)もあります。次の10年はこうした時代潮流を踏まえる必要があります。

こうした時こそ私は、現状の延長線で考えるのでなく、あるべき姿を見据えた“バックキャスティング”の発想が必要と考えています。「守るべきものを守り、変えるべきものを果敢に変えていく」。こうした気概を持って進めていきます。

私の今年の計は「現場主義」。これまで以上に「現場・現実・現物」をよく見聴きし、将来を見据えて政策実現につなげていきます。今年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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