観光再考
静岡文化芸術大学で行われた公開講座「観光再考」に行きました。講演は「新・観光立国論」でおなじみのデービット・アトキンソン氏。
「自然・気候・文化・食事」が観光戦略の4要素とし、日本は世界のTOP5に入ると評価されてました。これを活かし、現在の外国人観光客2900万人×消費額16万円を、6000万人×25万円にするのは可能とも。
その上で、静岡県の観光政策について情報発信の7割は文化や歴史だが、訪日外国人の7割は自然環境を見に来ており、24%が文化体験と指摘。自分たちの価値観だけでなく、多様な魅力を発信することが大切とお話されました。また著書にも書かれていましたが高級ホテルが少ないことも指摘していました。
今後は地元におカネが落ちる工夫が必要であり、規格品ではなく一品モノを育て需要を起こすこと、地域をつくることが大切。そこで重要なのがDMO(Destination Management/Marketing Organization)だと。
旅行業に携わる人だけでなく、地域のみんなで考えていきたい課題ですね。
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