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厚生委員会

厚生委員会の議案審査が終了しました。日程は2/27から3/4まで4日間とってありましたが、ここ数年、持ち時間制(質問答弁あわせて1人60分)にしたこともあり、だいたい2日で終わっています。

私は持ち時間をフルに使って、下記のような内容を質しました。

1.2月補正予算の減額修正について

 ・介護保険関連施設整備、保育所等整備、認定こども園等整備、子育て支援施設整備

 ・バーチャルメディカルカレッジ運営事業(当初予算計画317人→239人)

2.社会健康医学大学院大学の設置について

3.地方独立行政法人静岡県立病院機構の第3期中期計画について

4.医師確保対策について

 ・専攻医の確保対策

 ・浜松医大を活用した医師確保

5.健康福祉部の業務の見直しについて

県議8年目にして初めて厚生委員会に所属し健康福祉部の事業をチェックしましたが、非常に専門的で難しいと感じました。

人口減少、少子高齢化が進む中、義務的経費の中でも扶助費(福祉のおカネ)の占める割合は益々高くなってきます。また医療・福祉人材の不足も大きな課題です。

引き続き、医療・福祉政策については勉強していきます。

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楽しかったラジオ「聞いちゃえ!静岡の政治」

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2015年7月からスタートした、FM Haro!遊佐ちえみの「聞いちゃえ!静岡の政治」。

3年8か月放送してきましたが、私たち議員の任期が4月に切れるのを前に、今日で放送を終えました。

第1週 阿部卓也(浜北区)

第2週 田内浩之(湖西市)

第3週 山﨑真之輔(中区)

第4週 田口 章(西区)

第5週 田形 誠(南区)

というメンバーでお送りしてきたこの放送、それぞれの個性を活かし、得意分野を中心にお伝えしてきました。

当初は“若手県議会議員”という触れ込みでしたので、1年目、私は第5週を担当していましたが、途中から第4週に“昇格”しました。

取り上げたテーマは次のようなものでした。かなり真面目にやってたな・・・って感じですね(^^;)

備忘録的に残しておくことにしました(リクエスト曲も)。

◆2015年 

8月 行財政改革

10月 地方創生総合戦略と地域活性化

◆2016年

1月 ユニバーサルデザイン

2月 工業技術研究所(粉雪)

3月 当初予算と主な事業

4月 ファシリティマネジメント(そよ風の誘惑)

5月 環境問題(明日にかける橋)

6月 男女共同参画(手紙)

7月 オートバイ産業(汚れた英雄)

8月 地方創生総合戦略(夏の終わりのハーモニー)

9月 行財政改革と県民参加

10月 視察報告(And I Love You)

11月 決算と当初予算編成(楽園)

12月 2016年を振り返って(戦場のメリークリスマス)

◆2017年

1月 人生100年時代のキャリア形成支援(明日があるさ)

2月 (インフルのため田形くんに依頼)

3月 H29の事業方針(桜・ケツメイシ)

4月 人口減少とRESAS活用(花・オレンジレンジ)

5月 アセットマネジメント(ハイウエイスター)

6月 多文化共生(ゲスト:文芸大 池上副学長)(ビューティフルネーム)

7月 道路と河川(君は天然色)

8月 行財政改革(ロビンソン)

9月 バイクの3ない運動(秋の気配)

10月 今後の自動車産業(中央フリーウエイ)

11月 公共交通政策(リゴレット)

12月 2017年の10大ニュース(愛をこめて花束を)

◆2018年

1月 人口減少と行財政改革(スイートメモリーズ)

2月 H30当初予算(卒業写真)

3月 人口減少問題(桜・コブクロ)

4月 観光政策(浪漫飛行)

5月 2040年の静岡県を考える(ハナミズキ)

6月 地方創生総合戦略(夏色)

7月 産業政策(ハネウマライダー)

8月 オートバイ産業とグローバル化(Ride on Time)

9月 ラグビーW杯2019(ゲスト:藤原 W杯静岡支部長)(ヒーロー)

10月 受動喫煙防止条例(ラブストーリーは突然に)

11月 障がい者週間(ゲスト:ウイズ蜆塚 古橋施設長)(This is me)

12月 2018年を振り返って(指輪)

◆2019年

1月 文明と観光(ゲスト:文芸大 石本教授)(異邦人)

2月 卒業式

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退職手当債、行革推進債、減収補てん債

2月定例会真っ最中。本会議での論戦が続いています。

私は担当である厚生委員会の議案調査を主に進めていますが、やっぱり気になるのは財政のこと。特に平成30年度の補正予算に注目しています。

報道では平成31年度当初予算ばかり取り上げられますが、今回の補正予算“も”昨年同様課題山積です。

それがタイトルの起債です。

昨年3月の「★メルマガ第83号」で指摘しましたが、今年の補正予算も起債による財源補正のオンパレードです。

退職手当債は、以前から“筋が悪い(=生まれてくる赤ちゃんからもおカネを借りて今の職員の退職金を支払うようなもの)”と考えています。

平成28年度は発行しませんでしたが、昨年度、2月補正で30億円発行し、今年度も2月補正で23億円を計上しています。

行革推進債は、行革による将来の財政負担の軽減を償還財源としたもので、行革成果の先食いであり、将来の財政健全化につながりません。

これも昨年度の2月補正で78億円余発行し、今年度約87億円を計上しています。当初予算でも65億円余計上しています。

調べてみると、退職手当債を発行している道府県は、平成29年度で32、行革推進債は32あるようです。

減収補てん債は、今年度の税収が当初見込みほど確保できないことによる補てんです。止むを得ない反面、国の地方財政計画策定の甘さ(景気見通しの甘さ)がうかがえます。

臨時財政対策債の発行もしかりですが、国の財政見通しが今のままでは、子どもたちに大きなツケを残すことになります。

こんな財政運営ではダメですね。

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平成31年度当初予算の概要

2月13日から静岡県議会2月定例会が始まっています。すでに論戦が行われていますが、議案調査等々ですっかりブログ更新をサボっていました。

平成31(2019)年度当初予算の概要を簡単にお知らせします。(金額は四捨五入で億単位としました。端数処理の関係で計算が合わないところがあります)

<一般会計予算案>

総額は1兆2066億円と前年度当初比で1.6%の増加(+194億円)となっています。

●歳入

歳入の根幹となる県税は4820億円(△10億円)。政令市への税源移譲による個人県民税の減(△39億円)や、自動車税環境性能割の創設に伴う自動車取得税の減(△34億円)などはありますが、企業収益の改善による法人2税の増加(+42億円)、地方消費税の増(+11億円)のため前年度比△0.2%減を見込んでいます。

私が常にチェックしている起債(=借金)は、通常債が893億円(+177億円)、臨時財政対策債が625億円(△135億円)の1518億円(+42億円)と前年増となっています。

●歳出

昨年の豪雨災害を踏まえ国が3年間で取り組む「防災・減災・国土強靭化のための緊急対策」を活用した事業(136億円)など投資的経費が増えています。

また少子高齢化による福祉事業の強化のため扶助費が引き続き増加しています。

●県債残高

一般会計の県債残高は、平成30年度当初見込2兆7511億円に対し、平成31年度末は2兆7633億円となる見込みです。

特別会計と企業会計を合わせた総県債残高は、平成31年度末で2兆8895億円となる見込みです。

<主な事業>

●浜松西警察署が開署

浜松市西区を管轄する浜松西警察署が4月1日に開署します。内装に天竜材を使用するほか、非常電源や井戸の確保など災害時の対応も万全。地域のみなさまの安全・安心が高まります。

●こども医療費助成制度

新年度から所得制限を廃止します。また昨年10月にスタートした18歳年度末までの拡充は、本年10月から浜松市でも実施されることになる見込みです。2022年度までの期間限定で政令市にも一部県が助成することになりました。

●ラグビーワールドカップ2019

地域活性化に資する最大のイベントがラグビーW杯の開催です。9月20日から11月2日までの開催期間中、エコパスタジアムで4試合開催されるほか、浜松駅前にファンゾーンが設置されます。

●次世代産業の創出

EVシフト対応や自動運転の実証実験を進め、自動車産業の変革に対応するとともに、航空機産業や医療健康産業への参入支援に取り組みます。またIoTを活用した農業・水産業支援も行います。

●スクールサポートスタッフの増員

教職員の多忙化が課題となる中、校務を支援する人材を増員し、子どもたちに向き合う時間の確保に努めます。

●多文化共生関連事業

昨年末の入管法改正により4月から外国人労働者の受け入れが拡大されます。県は一元的に対応する窓口を設置するほか、担当理事を設置しこれまで以上に多文化共生施策を推進します。

●防災・減災緊急対策

昨年の西日本豪雨を機に実施した重要インフラ緊急点検の結果を踏まえ「防災・減災・国土強靭化のための3か年緊急対策(136億円)」を実施します。またこれに合わせて緊急治水対策や河川砂防対策を強化します。

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とても書ききれませんので、詳しく知りたい方は県のHPをご覧ください。

★平成31年度当初予算概要

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