AOIプロジェクト

AOIプロジェクト
AIというと人工知能(artificial intelligence)を思い浮かべますが、今日は農業情報科学(Agri Infomatics)の話です。

今年夏から、沼津市にある旧東海大学の施設を活用して、慶應義塾大学、理化学研究所、県の農林技術研究所が中心となり、民間事業者もかかわった研究拠点「AOI-PARC(あおいパーク)」が運営されています。

ここでは農業の生産性向上と食や健康医療を含めた関連産業の展開が期待されています。
ここでAI農業の研究を進めている、慶應義塾大学SFC研究所 AOI・ラボ代表の神成淳司准教授、矢作尚久准教授の講演と民間事業者を含めたパネル討論を聴きました。

講演では、まず矢作先生から医療の立場から食や農との連携の話、神成先生からはITを使った農の見える化とデータベース化による生産性向上など今後の農業革新のお話をうかがいました。
パネル討論では実際にITを使って営農指導している民間事業者や農協の経営者の現場の声をうかがうこともできました。

農業の生産性向上は儲かる農業の実践のほか、食糧自給率の確保など国家的課題からも必要な取り組みです。得意分野ではありませんが、勉強しなきゃ…と思っています。

慶應義塾大学はこれまでも山形県鶴岡市にラボを設置し、バイオ関連の研究を進め、地方創生に役立っています。
AOIプロジェクトもこうした可能性を秘めた施設として今後の活用を考えていく必要があります。

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東京モーターショー

Tms1昨日(3日)東京モーターショーに行ってきました。

予想どおりの混雑で、各社のコンセプトカーなど目玉モデルには黒山の人だかり。またVRなど体験コーナーも軒並み長蛇の列で、早々にあきらめました。

今回見たかったのは部品メーカーのブース。とりわけ自動運転や電動化への対応に関心がありました。

EV化により需要減が見込まれる部品メーカーさんからは、厳しい中にも新興国需要はまだ旺盛の声、また今後の伸びが見込めそうな企業でも動向を慎重に見極めている声が聞かれました。

Tms2_2 さらに、これまでと違う分野への進出を検討している企業や、新技術開発に取り組む企業など、さまざまな現状を見てきました。

とりわけ電機メーカーは鼻息が荒いと感じました。今後数年、自動車産業は大変動が起きそうです。

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EVシフトの影響

東京モーターショーが始まりました。今後のクルマづくりのキーワードは「CASE」です。

Cは「つながるクルマ(コネクティッド)」、Aは「自動運転(オートノマス)」、Sは「共有(シェアリング)」、Eは「電動化(エレクトリシティ)」です。

特にEV化の影響が気になります。

IEA(国際エネルギー機関)という組織の予測によると2050年には世界中のクルマの約9割が電気自動車になると見込まれています。

世界の状況を見ると、イギリス・フランスでは、2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する方針。大気汚染が深刻な中国、インドでは、EVシフトを早める動きもあります。

それに対応してヨーロッパのボルボ社は、2019年から全社EV車に切り替えるという報道も。国内自動車メーカーでも、現在EVを市販している日産、三菱に加え、これまでHV車を軸にエコカーを作ってきたホンダは2020年に国内市場に参入するとし、最大手のトヨタは次世代電池「全固体電池」を2020年代前半に実用化するとしています。

EV化により、エンジンが電気モーターに変わり、変速機も不要になります。従来のガソリン車では部品点数は3万と言われていましたが、電気自動車では2万点ともそれ以下とも言われています。

過日の新聞報道では、EVが普及すると、2014年の自動車部品出荷額 2兆7243億円のうち、不要となるエンジンや変速機などの関連部品は1兆4962億円ということでした。

9月議会の一般質問で取り上げましたが、県内経済や雇用に直結する問題なので、キチンと調査しなければいけません。

こうした部品メーカーの動向を探りに、来週は東京モーターショーを視察しようと思っています。

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バイクのふるさと浜松2017

Gsxr昨日のことですが、今年もバイクのふるさと浜松2017に行きました。

メーカー各社の他、高校や専門学校のみなさん、自動車総連や業界団体のみなさんが参加し、来場者は昨年以上だったような気がします。

私は日曜日しか行けなかったのですが、土曜日のパレードランには、なんとスズキ(株)の 鈴木 俊宏 社長がGSX-R1000Rで参加されたようです。

Gsxr1000r地元紙でも取り上げられましたが、社長スゴイ!。3年前にパレードランに参加しましたが、社長が出るなら一緒に走ればよかった・・・(^^;)


最近は250ccクラスのバイクの売れ行きが好調だそうで、若い世代のライダーも増えている気がします。

オートバイを楽器や音楽同様 “文化” として浜松に根付かせていきたいですね。

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有効求人倍率1.57

県当局から、最近の県政課題について報告を受けました。目下の課題は「人手不足」とのこと。6月の有効求人倍率は1.57倍で、これまでの推移をみても状況はよくわかります。

★雇用に関する統計資料 H29年6月分(静岡労働局)

特に中小企業を中心に人手不足感が強くなっているとのことで、職種間でもそうとうバラつきがあるようです。まもなく7月分が公表されるでしょうが、あらためて注目したいと思います。

当初予算以後の状況の変化に対応するため、自治体は補正予算を組みますが、9月定例会の補正予算はこうした対策が求められそうです。

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ものづくりの新たなチャレンジ

Fbiz 浜松青年会議所 産業育成委員会が開催した「ものづくりブランディング事業」に参加させていただきました。

基調講演はf-Bizの 小出 宗昭 氏。「地域経済活性化は中小企業のチャレンジから」と題して、いつもどおりの歯切れ良いお話を聞かせてくださいました。

気づいていない自らの強みを知るところからはじめ、新たな販路開拓にチャレンジする企業を、具体名を挙げて紹介していました。

青年会議所の若手経営者のみなさんにはとてもイイ刺激になったのではないかと思います。

個人的にも参考になりました。特にB2B企業はマーケットニーズを探るのが苦手なようで、B2Cにチャレンジする際、お客様目線に立つのが大切だと感じました。

県の産業支援も2年ほど前から、「マーケット・イン」という考え方を入れるようになりましたが、行政関係者の目線ではダメでしょうね。

やはり現場を知っている人、人材育成が急務と感じました。

後半は地元企業のみなさんの得意分野を活かした「車イス」の製作。利用者のちょっとした“困りごと”を解決する知恵を出していました。ヒントはいろんなところにあります。

Sp写真はシートを工夫した車イス。

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伝統工芸の新たなウエーブ

7月7・8日、富山県高岡市を視察しました。訪問先は2つの行政施設と元気な地域企業3社です。

①富山県総合デザインセンター

20170710_142130 富山県はデザインを産業と結び付けた取り組みを進めています。総合デザインセンターはその支援の中心で、1988年に第3セクター㈶富山技術開発財団に「富山インダストリアル・デザインセンター」を設置し、活動をスタートしました。

ハードとソフトの両面から支援しており、ハード面ではCADなど3Dデザインソフト、3Dプリンター、フォトスタジオなどを擁しており、中小事業者のニーズに対応しています。昨年度の年間利用件数は1296件、相談件数532件で4人の研究員が専門分野を活かしサポートしています。

ソフト事業は1990年から「デザインウエーブ事業」を開始、全国規模のデザインコンペやワークショップを実施しており、全国の若手プロダクトデザイナーの登竜門となっています。

最近では、行政が主体となり統一ブランドを創出。第1弾は越中富山「幸のこわけ」。今年度第2弾の「技のこわけ」をリリースしています。

★富山県総合デザインセンター

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②高岡地域地場産業センター

高岡地域は銅器、漆器、木地などの伝統工芸が盛んです。しかしバブル崩壊以降、厳しい産業情勢になっており、センターでは地場産業の販路拡大支援や人材育成を進めています。

市は伝統工芸伝承のため、2006年から市内の小学校5・6年、中学1年時に年間35時間「ものづくり・デザイン科」という授業を実施しています。子どもたちのためにセンター、さらに伝統工芸事業者がサポートしており、教師への技術指導も行っているとのこと。

さらに高岡工芸高校、富山大学芸術文化学部もあり、一貫した技術者育成を進めるとともに、産学官民連携で伝統工芸の伝承を図っています。

このほか高岡市では30年にわたり「クラフト市」を実施するなど、市を挙げて伝統工芸の維持継続に努めています。

★高岡地域地場産業センター

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③民間事業者訪問

○株式会社 能作

Nosaku1Nosaku2Nosaku3創業100年を超える伝統ある銅器製造業者です。

伝統技術を活かし、100%錫の加工製品で新たな市場を開拓。

目を奪われる製品が多数並んでおり、斬新なデザインや用途で海外市場にも展開しています。

本年4月、富山県総合デザインセンターの近くに新工場を稼働。工場見学や体験コーナーなど産業観光拠点にもなっており、目標年5万人のところ、2か月ですでに2万5千人の来場者があるとのこと。

私も作業場を見せていただきましたが、職人さんの平均年齢は30歳代前半と若い世代が育っているとのことです。

体験工房やショップのほか、木型の展示や、社員おすすめの県内のお店情報など、県全体の情報発信も行っています。

★能作さまのHP

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○有限会社 Momentum factory Orii

高岡の銅器製造は工程ごとに分業で成り立っているといいます。

Orii モメンタム ファクトリー オリイ 様は銅器への着色を行う会社で、現社長は3代目。バブル崩壊後の26歳の時に家業を継ぎ、業界の惨状に危機感を持ったそうです。

「伝統工芸士」として活躍中で、古来の手法に加え、新たな着色技術を開発し、従来のジャンルに加えインテリアクラフトなどを手がけ、高級ショップなどで取り上げられているようです。

社長様に実際に着色作業を見せていただき、現場を回っていただきましたが、この会社も職人の平均年齢33歳と、若手職人が活躍していました。

★Momentum factory Orii さまのHP

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○ホクセイプロダクツ株式会社

アルミを中心とした金属関連企業。グループに製造会社もあり、薬のラミネートなど独特の技術を持っています。

高岡を拠点に、スウェーデン、アメリカに子会社を持つほか、沖縄の事業所は「アジア事務所」と位置づけるなど国際展開を推進。さまざまな商品を輸出入する商社機能も持つとともに、高純度アルミや高機能素材を提供し、地域企業の技術革新を支援しています。

★ホクセイプロダクツさまのHP

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<所感>

伝統工芸ではありませんが、本県のものづくり産業は、すでに海外展開など産業構造の変化の波にもまれており、今後さらに自動運転や電気自動車の開発の中、影響は大きくなってくると考えられます。

これらの中小企業支援のためには、これまで培ったものづくり技術に、デザインの力などを取り入れて、さまざまな分野に展開していく必要があるのではと思います。

浜松には静岡文化芸術大学がありデザインに携わる学生も多数います。産学官連携により若い感性やアイディアによるデザインの力を活かした産業支援に取り組めないか検討します。

高岡の伝統工芸の歴史、現在の展開には、静岡県のものづくり産業の将来を見すえた事業構想を考えるヒントがたくさんあるような気がしました。

9月22日~24日には「クラフト市」が行われるとのこと。多くの皆さんに「ぜひ見に来てほしい」と言われました。誰か行きませんか?

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ドローンが創る未来

浜松商工会議所が開催した公開研究会「日本・世界での無人航空機最新動向と利活用状況」に参加。産総研の講師から最新情報をうかがいました。

「無人航空機」は簡単に言えば「ドローン」です。ドローンは「雄バチ」の意味。でも最初の無人航空機は1931年にイギリスで造られた「Queen Bee(女王バチ)」だとか。戦闘機の訓練用標的機だったそうです。ドローンはアメリカで1935年に造られた無人航空機だそうです。

当時のドローンはプロペラ機(固定翼)で、最近見かける回転翼機の登場は2010年(仏)とのこと。知らんかったです。

現在ドローンは、農業(追肥のチェック)や漁業(魚群探知)のほか、メガソーラーの点検、福島の除染状況チェック、火山の調査、老朽インフラのチェック、測量調査などに活用されています。

シリコンバレーではさらにさまざまなニュービジネスが進んでいるようで、ドローンの侵入を監視するシステムの開発や、トップアスリートの撮影に使われる例もあるとか。

民生部門以外の活用も研究されており、「F35(戦闘機)は最後の有人兵器」になるとの話も。無人航空機が戦争をする時代が来るのでしょうか・・・。

ドローンは二極化が進んでおり、カメラ搭載モデルは小型化し、輸送型は大型化しているとのこと。大型化したドローンは、さまざまな物資輸送に資することができます。

カメラ搭載モデルは、5G(第5世代移動通信システム)の導入でさらに加速するとみられており、集められたビッグデータを利用したクラウドビジネスにつながるとも言います。しかし日本の5Gの開発は遅れているとも・・・。

輸送用モデルは、物流を変える可能性があります。20世紀は陸路物流が主流でしたが、21世紀は空中利用が進むのではないかと。

そうなると、例えばASEANのような海域や砂漠でもスピーディな物流が可能になると考えられます。

国内でドローンによる空中物流をする際には、モバイル通信の仕組みが参考になるとも。ドローン物流事業者は、携帯キャリアのように利用エリアを設定し、その中でルート設定するなどの手法が考えられるといいます(私の理解が違っているかもしれませんが)。

いずれにしても、陸路(と海路)が主流だった大規模物流が、大型ドローンの開発で大きく変わってくるかもしれません。

知的好奇心を満たしてくれた講演でした。「未来予想図」描かなきゃ・・・。

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めざせ「ハママツバレー」

昨日は市制記念日。午前中はアクトシティ大ホールで行われた式典に参加。午後はアクトシティコンベンションホールで行われた「政令指定都市市長会シンポジウム in 浜松」に参加しました。

テーマは「浜松バレーが切り拓く日本の未来」。

浜松は康友市長がシリコンバレーを視察して以来、起業のまちをめざして取り組んでいます。私も大賛成です。

過日行ったポートランドは、シリコンバレー周辺の物価高を受けて、ベンチャー起業家が会社を移転して来るようになったと言っていました。

若手経営者のお話をうかがっていて、浜松も“場の力”を活かして「起業支援」「ベンチャー誘致」の両面からチャレンジすると面白そうだな・・・と思いました。

面白かったので備忘録的に書いておきます。

◆基調講演 FinTechと地方創生(SBIホールディングス 北尾 吉孝 氏)

・FinTechは今に始まったわけではない。SBIは1999年からやってきている。

〇ネットと金融サービスは親和性が高い。

・証券会社の手数料の差を見ても明らか。

・顧客が情報を得やすくなり情報の非対称性が解消された。

・比較検索機能で情報の仕訳がラクになった。

・ユビキタス(どこでも誰でも)社会の到来(銀行に行かない人88%・・・スウェーデン)。

・ブロックチェーン、IoT、AIなどの新技術を使ったFinTechベンチャーの出現。

〇FinTechを使った社会革命による地方創生

・地域金融機関の商品開発力、資金運用力の向上(exスルガ銀行)

・地域金融機関とのJVで資産運用会社をつくる

・FinTechベンチャーとの連携事業(ex横浜銀行、山陰合同銀行)

・農業、食料、流通分野の換金決済手段として活用

・送金コストの削減(内外為替一元化コンソーシアム)

★SBIホールディングス

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◆パネルディスカッション「ベンチャー企業の成長と都市の役割」

市内外のベンチャー起業家3人と康友市長によるパネル討論。

登壇者

 ★株式会社PrmaCeed 岩田彰人 氏

 ★コイニー株式会社 佐俣奈緒子 氏

 ★リンクウィズ株式会社 吹野 豪 氏

(浜松のよいところ)

・家賃が安い(東京は五輪特需で値上がり)

・ドローン・自動運転など試す場所がある(都会にはない)

・金融は東京だが、モノは地方で。

・経営支援、運転資金などサポートある

(課題)

・人件費は沖縄・北海道にはかなわない

・情報は東京にかなわない

・浜松はかなりクローズ

・中にイイものが一杯あるのに外ばかり見ている

・前例踏襲はダメ

・ネットワークづくり必要

・底上げや平均ではダメ、トップを伸ばす

(将来に向けて)

・国境の概念はない

・FinTechによりキャッシュレスで暮らせるまちづくりを

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IoT活用研究会

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静岡県IoT活用研究会の総会に参加しました。

この研究会は「インダストリー4.0」の進展の中、企業・大学・産業支援機関・行政等が情報提供や意見交換の場として設置されたものです。

冒頭の挨拶では、当初は大学・団体の参加が主で民間企業は50社ほどだったようですが、今では134社に増えているとのこと。

これまではIT・IoTを活用した取組のセミナーや研修会を実施していましたが、今後はAIも視野に入れて取り組んでいきたいとのお話がありました。

事例紹介では、ITを活用した業務改善による生産性向上や顧客満足度の向上のお話がありました。中小事業者としてはまず自社の“困りごと”解決にITを導入するところから・・・といった状況がうかがえました。

「インダストリー4.0」の具体的な内容についてはまだ明確なイメージがわきませんが、情報(ビッグデータ)を集め、集めた情報をつなげ(IoT)、分析・活用する(AI)のが基本的な考え方のようです。

中小企業支援につながるよう勉強します。

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