4 自動車産業の変革への対応について

<田口>

CASEの4つのアルファベットの頭文字であらわされる自動車産業の技術革新が進んでいる(Cコネクティビティ、Aオートノマス、Sシェアード、Eエレクトリック)。

本年4月、「浜松地域イノベーション推進機構」に「次世代自動車センター」が設置され、変革にチャレンジしようとする企業への支援を検討している。県は「次世代自動車への展開」と「成長産業分野への支援」をどのように進めていくかうかがう。

<難波 副知事>

自動車産業界は100年に一度の大転換期を迎えており、輸送機械が基幹産業である本県経済に多大な影響を及ぼすものと認識している。

次世代自動車への展開を目指す企業には最新の試験検査機器の整備や研究開発助成制度の活用を図るが、その際には「次世代自動車センター」との協働が重要であり連携を密にしていく。

医療機器や航空宇宙、ロボットなど成長産業分野への参入支援は既存の産業クラスターなどのプラットフォームを活用していく。

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1 地方創生総合戦略 (3)社会減対策の取り組み ③県内大学生の県内就職促進

<田口>

(県内の大学に通う大学生は8千人強、そのうち県内出身者は5千人弱。就職動向は県内出身者の8割、県外出身者の2割、全体では約6割が県内で就職し、4割・約3千人が県外で就職している)

彼らの県内就職を増やすことで大幅な転出抑制が期待できるが、産学官の連携により県内企業の魅力を伝えるとともに、静岡県の魅力を学生に知ってもらう仕組みづくりが必要と考えるが所見をうかがう。

<天野経済産業部長>

現在文科省のCOCプラス事業により産学官でコンソーシアムを組んでインターンシップや地域学の講座などを行っている。また主に大学2、3年生に県内企業や地域の魅力をアピールする「魅力発見相談会」を開催している。

今後は本県で働き暮らす魅力や県内活躍する若手社員のメッセージなどをまとめて発信するなど県内就職の促進に努めていく。

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1 地方創生総合戦略 (3)社会減対策の取り組み ②UIJターンの推進

<田口>

(他県の大学に進学する毎年1万3千人の学生に)Uターン就職を進めるため、大学との就職支援協定の締結、特に理工系大学や中部圏の大学との協定締結を進めてはどうか。

また知事は「30歳になったら静岡県!」と話しているが、30歳前後の若者がUターンを考える際の懸念のひとつが収入減であり、奨学金の返済支援や住宅支援など経済的支援策を検討してはどうか。

<天野経済産業部長>

就職支援協定は現在21大学と締結しており、そのうち理工系学部を持った大学が13ある。引き続き経済団体や産業界と連携して学生の視点に立った取り組みを推進する。中京圏の締結校は3大学だが8大学を訪問し複数から前向きな回答を得ている。

経済的支援策は本県の実情をふまえ課題や事業効果を調査研究していく。

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二輪車産業の行方

Titan スズキ豊川工場の「ファイナル・フェスタ」に行ってきました。

毎年、夏または秋に、スズキの各工場では、ご近所のみなさまへの感謝の気持ちを込めて「おまつり」を行っています。

「ファイナル」の意味は、来月で工場の生産が終了し生産移管されるためです。すでに船外機は湖西工場に移管され、二輪車もこの夏、浜松市の都田地区に移管されます。

今回は特別な思いで参加された方も多かったはずです。豊川工場は1971年から二輪車の生産を行ってきましたが、鈴木修会長のお話では、それ以前の四輪車の生産等を通算すると、70年の長きにわたってこの地でお世話になったそうです。

会長からはみなさまへの深い感謝の気持ちが述べられました。

私にとっても感慨深いものがあります。元々、オートバイが好きで入った会社ですし、豊川工場で生産されたバイクを、ずーっと乗ってきましたから・・・。

また私が労組役員だったころは、GSX-Rシリーズが人気で生産が追いつかず、「変則カレンダー」の導入や一部工程では24時間勤務(4組3交代)を導入するなど、労使協議をさんざんやりました。

それが今や、国内二輪車市場の縮小や途上国の二輪車市場の拡大などで、海外生産が増え、二輪は“絶滅危惧種”と呼ばれるようになっています。

従業員の雇用は浜松工場や湖西工場への異動などで対応します。通勤でご不便をおかけすることになりますが、私は会社が国内に生産拠点を残す決断をしたことだけでもありがたいと思っています。

ホンダとヤマハ発動機が原付の生産で協業するなど、二輪車の生産は厳しさを増しています。二輪車産業を守りたい。私の政策課題のひとつです。

【写真は鈴鹿8耐に出場する「チームタイタン」のメンバー】

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AOI-PARC

慶應議連視察最終日は、午前中①AOI-PARC、午後②ファルマバレーセンターと静岡県が県東部で新たに設置した研究開発拠点を訪問しました。

Aoi2_2 ①はまだスタートしたばかりですが今後に大きな期待が持てる施設で、県が慶應義塾大学や理化学研究所、民間企業などと連携して研究開発を進めています。

Dsc_0113_3 慶應ラボの代表であるSFCの神成淳司教授にお越しいただき、先端農業研究プロジェクトの話を聞きました。農業の力、健康医療産業との連携など興味深いテーマが満載でした。

★AOI機構

Pharma1 ②は建設中には行ったことがあったのですが、昨年度施設が完成して初の訪問でした。

健康医療産業の研究開発拠点で、異業種の技術を活かした医療関係機器の研究開発が進んでいます。

コピー機の技術を活かした医療機器なんてのもありました。中小企業の製品化に期待したいところです。

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次世代自動車センター

Evshift 浜松地域イノベーション推進機構に今月から「次世代自動車センター」が設置され、設立記念講演会が行われました。

来賓の川勝知事からは「この地域はこれまでも既存技術の高度化と転用を進めてきた」「県もやれることは何でもやる」とのエール。

望月センター長からは「地域企業の支援とネットワーク形成を進める」、「コネクティッドカーや自動運転、EV化の進展にあたり、新規部品の開発促進と既存部品の高度化を進める」等、センターの今後の取組方向についてお話がありました。

パネルディスカッションでは、地元企業やメガサプライヤーからの期待とともに、バックキャストによるモノづくりの声が聞かれました。

県の産業をこれまで支えてきた輸送用機械器具製造業は大きな転機を迎えています。産業に携わる者のひとりとして現場の声をしっかり政策に活かしていきます。

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企業立地件数No.1

静岡県内の企業立地件数が年間95件となり2年連続全国No.1になりました。

年間目標の100件にはわずかに届きませんでしたが、2位の群馬県63件を大きく上回っており、企業立地に携わっている職員のみなさんのガンバリがうかがえます。

私が最も評価したいのは「総合戦略」で掲げる目標「5年で100件」の県外からの企業誘致です。

H28年の74件の内訳は、県外 7件、県内67件でしたが、H29年は県外21件、県内74件と大きく伸びており、軌道に乗ってきたように見えます。

要因のひとつに、H28年度、増強した東京事務所の企業誘致体制の成果が挙げられます。

H27年度、所属した産業委員会で、この点について、当時の企業立地推進課長とガリガリやりとりしました。

★企業誘致に関するH27.10産業委員会質疑応答(備忘録)

このときちょうど「総合戦略」を議論しており、まさにホットなテーマでした。結果、H28年度から東京事務所の企業誘致担当職員は、市町派遣を含め10人体制となり、さらにH28年度の企業誘致活動件数は1940件と、猛烈な企業訪問を行っています。

このほか、報道はされませんが、企業立地部門はさまざまな努力をしています。

H25年当時、企業誘致目標に対し、県には「売るべき土地」がほとんどありませんでした。「営業マンにクルマを売らせるのに“商品が無い”ではダメでしょ・・・」。そこで県は土地情報を集約し、客先で営業できるようタブレットで紹介できるようにしました。

また、立地件数は経産省資料でわかるのですが、転出企業は把握できていませんでした。人口は転入転出をカウントするのに、企業立地はプラスだけカウントしていたのでは実態把握ができません。

転出企業に関しては統計データがありませんが、報道その他さまざまな情報から、企業立地推進課は実態把握に努めています。

災害リスクは、以前は本県にとってマイナスイメージでしたが、最近はむしろ、これまで40年間の防災対策の蓄積が評価されるようになっています。

結果数値をみて一喜一憂するのでなく、全庁挙げてやるべきことをしっかりとやることが大切です。

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自動車産業を襲う破壊的影響

刺激的なタイトルです。備忘録的にアップします。

昨日お会いした方から、次のレポートを見せていただきました。

★シリコンバレー D-Labプロジェクト レポート

ネットで検索すると経済産業省のサイトにアップされていました。

静岡県の産業構造は、EV化で激変するだろうと思っていましたが、それどころじゃないですね。

タイトルはこのレポート中の項目です。

リスクを恐れるのではなく、リスクに備えることが大事です。幸いこのレポートにはヒントもたくさんあります。

「生き残るものは、変化に対応できるもの」。まさにこんな言葉が思い出されます。

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AOIプロジェクト

Dsc_5096 AIというと人工知能(artificial intelligence)を思い浮かべますが、今日は農業情報科学(Agri Infomatics)の話です。

今年夏から、沼津市にある旧東海大学の施設を活用して、慶應義塾大学、理化学研究所、県の農林技術研究所が中心となり、民間事業者もかかわった研究拠点「AOI-PARC(あおいパーク)」が運営されています。

ここでは農業の生産性向上と食や健康医療を含めた関連産業の展開が期待されています。
ここでAI農業の研究を進めている、慶應義塾大学SFC研究所 AOI・ラボ代表の神成淳司准教授、矢作尚久准教授の講演と民間事業者を含めたパネル討論を聴きました。

講演では、まず矢作先生から医療の立場から食や農との連携の話、神成先生からはITを使った農の見える化とデータベース化による生産性向上など今後の農業革新のお話をうかがいました。
パネル討論では実際にITを使って営農指導している民間事業者や農協の経営者の現場の声をうかがうこともできました。

農業の生産性向上は儲かる農業の実践のほか、食糧自給率の確保など国家的課題からも必要な取り組みです。得意分野ではありませんが、勉強しなきゃ…と思っています。

慶應義塾大学はこれまでも山形県鶴岡市にラボを設置し、バイオ関連の研究を進め、地方創生に役立っています。
AOIプロジェクトもこうした可能性を秘めた施設として今後の活用を考えていく必要があります。

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東京モーターショー

Tms1昨日(3日)東京モーターショーに行ってきました。

予想どおりの混雑で、各社のコンセプトカーなど目玉モデルには黒山の人だかり。またVRなど体験コーナーも軒並み長蛇の列で、早々にあきらめました。

今回見たかったのは部品メーカーのブース。とりわけ自動運転や電動化への対応に関心がありました。

EV化により需要減が見込まれる部品メーカーさんからは、厳しい中にも新興国需要はまだ旺盛の声、また今後の伸びが見込めそうな企業でも動向を慎重に見極めている声が聞かれました。

Tms2_2 さらに、これまでと違う分野への進出を検討している企業や、新技術開発に取り組む企業など、さまざまな現状を見てきました。

とりわけ電機メーカーは鼻息が荒いと感じました。今後数年、自動車産業は大変動が起きそうです。

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